ここに至るまで
子供のころから父がたびたび菜園を借りたり、菜園付きの住宅に住んだりして、多少のなじみがあった。
そこからしばらくのブランクがあり、2012-13年に15平米の市民農園を借りた。
この時の区画は今思えばひどかった。
もともと水田だったところで、基本的に水はけが悪かった。そのため畝を高く盛って、周囲に堀を張り巡らせて水を逃がさないといつまでも水浸しになるようなところだった。
そのままでは芋や根菜は腐ってしまう。逆に高畝にすることで水がすぐに逃げてしまい、あっという間に乾燥して湿り気がなくなってしまう。
土が本来持つはずの保湿性というものがまったくなく、水浸しかカラカラか、という極限の環境。暇なら毎日水やりも出来るだろうが、そうもいかない。
結局うまくいったのはミツバとトマト、冬場のレタス程度だけだった。
引っ越しに伴い、近所で畑を借りる縁があり、2019年から30平米で始めた。
もとは西側の15平米でおじいさんがいろいろ作ってて、東側の15平米にはミカンの木があったけど抜いたという。
この東側の15平米は耕しても耕しても、それまで農地として使われていなかったため固いうえに、木の根っこが無限に出てきて苦戦。
それでもなんとか形になり始めた矢先に腎臓病で入退院を繰り返すハメになり、なかなか手が回らなかった。
2019年の戦績
①ミニトマト苗→謎の壊滅
②きゅうり苗→巨大なきゅうりが少しできた後に自然消滅
③ナス・ピーマン苗→少量収穫後、雑草との生存競争に惨敗
④かぼちゃ苗→ウリハムシ大量発生でハゲ坊主
⑤ゴーヤ苗→雑草の中で生存するものの、すべて雄花で実がつかず
⑥トウモロコシ3種・苗と種→それなりに形になったが、形だけで中身なし
⑦枝豆2種・種と苗→それなりに形になったが、形だけで中身なし
⑧カモミール種→無数の種が恐らく大雨でどこかに流れて行方不明
⑨青シソ種→豊作
⑩モロヘイヤ→隣の区画のモロヘイヤ普及会長にもらった。夏の野菜供給源に。
⑪安納芋→大豊作!土の中で保存しているうちに腐敗
⑫ほうれん草種→葉が大きくならないうちにトウ立ち
⑬小松菜→自然発生。冬の野菜供給源に。
⑭ワサビ菜→隣の区画のワサビ菜普及協会会長からもらった。1株だけ巨大化。
⑮ニラ苗→ホームセンターで半額購入、植えたら半分消滅
⑯九条ネギ→これだけは自慢できる
そして2020年へ。
今日注文したもの。↓
自営業が減収を立証する矢面に非正規公務員を立たせるな
お前は誰?
休業した場合の補償額を算定したりする仕事もしてます。
何が言いたいの?
いろんな仕事をやってるんだけど、休業補償額の算定だけは本当につらい。(他の仕事とバーターみたいなものだから断れない)
特に自営業者の休業補償額算定は半分以上トラブルになるのを実体験してます。(トラブルになりそうな案件だけ俺のところに依頼を出すという説もある)
ある程度の知識と経験と度胸と愛嬌があってもそうなのに、非正規の多い底辺の窓口公務員じゃ無理ですよ、病みます。無茶苦茶言われる程度はコールセンターの比じゃありません。
脅してくるヤツも多いしね。その脅しも教科書的なパターンに沿ったものならいいけど、自営業やろうって海千山千のオリジナリティあふれる衆だもん、どこからなにが飛んでくるか分からないから、本当に怖いです。
減収した証明を提出して現金支給する制度はやめた方がいいです。やらない方がいい、と言ってもいいかもしれません。
自営業はどうやって減収を立証するの?
労働力をゼニに変える仕事の場合
偽装請負をイメージしてもらうといいでしょう。
今までもらっていたギャラともらえなかったギャラを比較すればいいだけの話なので、立証は楽です。
一般的には過去3か月の報酬明細・現場出入りの記録と当月の報酬明細・現場出入りの記録を比較して差額を出すだけです。
複数の現場を持つ場合や、発注元が記録を提供してくれない場合、保険の実務では発注書やスケジュール表、googleマップのタイムラインで休業の事実を証明して、金額は銀行の通帳の写しや確定申告書で過去の平均値を算出して差額を計算します。
それでも、現金とっぱらいで支払ってる現場とか、ぶっちゃけ違法な現場とかあってモメることがありますけどね。
賃金台帳とか言って、お前さっき裏に行ってエクセルで名前と金額だけ入れただろ、ってのも稀によくあります。ファイルの作成日時がさっきだぞ、ってのが。
サービスをゼニに変える仕事の場合
いわゆる販売小売店がこれにあたります。
これもしっかりと店を閉めてくれれば立証が楽な部類です。
店を閉めれば周囲にもわかりますので、なかなか嘘をつきにくいです。虚偽申告をしても近隣に聞き取りすれば一発で判明します。詐欺罪は重罪ですよ。商売をやっていればそんなことは承知なので、ここで嘘をつく人はまずいません。
あとは前年の確定申告書で1日当たりの平均の金額を出して、現状との比較をすればいいのです。
ただ営業してもしなくてもかかる費用、例えば家賃などの固定費を補償対象にするか、というのは事前に決めておく必要があります。
通常の保険業務で損害補償する場合には、収入と固定費を補償します。今回は「減収」を補償するようです。
たとえば、売上増で固定費がそれ以上に増えていた場合は利益が減るので減収といえますが、売上増だから減収ではないという理屈も成り立ちます。その逆で、売上減で固定費がそれ以上に減った場合とか。
設備投資したあとに昨年との比較をした場合には起きりうる事態ですが、どうするんでしょうね。
固定費ひとつとっても、例えば光熱費も一般的な税務上は固定費になります。ただ、居酒屋の冷蔵庫は営業していなくても電気代はかかるので固定費といえますが、パチンコ屋の電気代は営業してなければほとんどかかりませんので、変動費だと言えば言えます。
この辺がモメるときの要因になります。
事故での休業損害で一番モメるのは、中途半端に営業するケース。潰れたと思われたくないから店を開けておく、そこで多少の売り上げがある、なんて場合です。
休業してないじゃん、減収は単なる営業不振で、もとからその程度の売上なんじゃねーの?という。
今回の政策は減収の理由は問われてないので、ここが問題になることはないでしょう。
その分は楽です。
モノを作ってゼニに変える仕事の場合
主に製造業です。あと農業漁業とかも。
これは確定申告書だけでは把握しきれないので、仕入れや納入の実態から算出しなければならないケースが多いです。在庫が腐るかどうかでも全然変わってきますし。
仕入の帳簿、在庫管理表、販売台帳などが必要です。
ここはじゃんじゃんモメてきます。
特に個人でやってる場合、本当に休業しているのか、まったく立証が出来ません。
また在庫がどれくらいあるのか、外部からは誰にも分りません。減収といっても在庫が積みあがっていて、収束すれば反動需要にこたえられる状態にしてある、それって本当に減収でしょうか。
あるいは腐らない仕入れを大量に行って目先の収益だけ悪化させて減収とするとか。
それはまだいいにして、逆のケースが一番起こりそうで怖いのですが、リアルタイムで在庫管理をしていて在庫金額が増えているので減収ではない、という基準で、キャッシュフローだけが悪化していくとか。
あるいは減収を前年との比較で立証する場合、設備投資などによる条件の変動が非常に大きく、しかも頻繁に発生するという特徴があります。
機械を2台に増やしたので2倍の売上があるはずなのに、去年の機械1台での売上との比較だと減収にならない、みたいの。納入を約束してた、してない、それは契約として認められない、いやそういう慣習だ…以下略
製造業のたちの悪いのは、一般の顧客を相手にするわけじゃないので、近所の評判とかを気にする必要がないんですよね。だから本当に無茶言ってくることがあります。
以上のミックス業態の場合
切り分けが必要になってきますが、まず業務の実態を聞き取り調査して…もうええわ。
手続きだけじゃなくて
減収の立証の手続きだけで大変なのですが、また自営業者ってのは頭のおかしい人ばかりで、困るのですよ。
大半は、社会保険があるわけでも名誉があるわけでもない勤め人以下の待遇でやってる、ぶっちゃけ勤め人が務まらない衆です。
残りの少数は天下とって今太閤を気取って、全部自分の手柄だ、周りはみんな無能力者だと思ってる衆。
まともな人がいるわけがありません。
なんでもいいから儲かりゃいい、嘘をついてもばれなきゃいい、積極的に嘘をつかなくてもそっちに誘導すりゃいい、怒鳴り散らしても通ればいい。
共通するのは、どうせリスクはないんだからダメでもともとやってみよう、という。こっちが出した300万という休業損害額に不満があるというから、じゃあいくらだと思うか書面でください、と言ったら700万円の請求書1枚と、その請求書の作成料として50万円の請求書を送ってきたり。
こういうのが確かに商売の本質ではありますが、それを武器にして襲い掛かってくるわけですよ。いちいち真に受けてたら太刀打ちできません。
自営業者の弱点とは
頭のおかしい自営業者にも弱点があります。特に脅してくるタイプは脅されるのに弱いです。
もっと具体的に言えば、監督官庁や管轄市役所の幹部、銀行の支店長クラス、市議レベルでも政治家、こういったところに非常に弱いです。
「市役所の交通基盤部の部長知ってるんだぜ」自分がその部長に弱いからって、これで脅してるつもりだったりするのですよ。
逆に言えば立場の弱い非正規公務員とみればどう出てくるか、容易に想像がつきます。
結局
窓口でトラブったら、即えらい人のところに回すシステムにしなきゃ現場が偉いことになりますよ。もっというと一番偉い総理大臣が窓口にいるべきなんだよなあ、言い出しっぺなわけだし。
それが出来ないなら、せめてオンラインで申請させるようにしないと。
窓口で書類の不備とかチェックさせたらダメです。
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転院先に療養給付請求書を提出した場合
転院先に指定病院等変更届ではなく療養の給付請求書を提出した場合
ケース
病院に「療養給付たる療養の給付請求書_通勤災害用(様式第16号の3)」を提出したところ、前医があるため「療養給付たる療養の給付を受ける指定病院等(変更)届(様式第16号の4)」の提出を求められた。
回答
本来であれば転院先では「療養給付たる療養の給付を受ける指定病院等(変更)届(様式第16号の4)」が必要だが、転院先でも「療養給付たる療養の給付請求書_通勤災害用(様式第16号の3)」で代用は可能。
前医を労災で受診している場合には前医にも「療養給付たる療養の給付請求書_通勤災害用(様式第16号の3)」を提出する。
(2020年3月 労基署に確認)
志村けんの向こうに医療崩壊が見える
志村けんの向こうに医療崩壊が見える
志村さんの兄の知之さん(73)は30日午後、「顔を見られずに別れなくてはならなくて、つらい」と声を詰まらせた。志村さんが入院した後は面会できないままで、遺体にも会えていないという。
https://www.asahi.com/articles/ASN3Z6X8ZN3ZUTIL05K.html
コロナ感染なら納得も行くだろうけど、コロナに感染してないのに似たような目にあってるケースがある。リハビリ病院などで親族であろうとも一切の面会を禁止してる病院とか、静岡にも存在する。
感染していないのだから今際の際には面会できるんだろうけど、遠方の知人親戚とか、あと数か月持つだろうけど会う機会はこれが最後だろうな、と思いながらの面会なんかは無理そうだ。
たとえば俺が接したケースだと。
義母がもともと介護が必要な高齢者。交通事故でリハビリ入院。退院を迫られたものの転院先が見つからず、自宅で介護を覚悟してたら面会禁止になったので退院手続きが出来ず入院が続いて助かってる、みたいなのがあった。
当然逆のケースもあるだろう。退院者が出ないのでいつまでもリハビリ病院が満床で、適切なリハビリや療養を受けられず周囲に負担がかかってる、とか。
リハビリは医療か、という問題もあるだろうし、必死に戦うコロナ最前線から見ればどうだとか、そんなの崩壊じゃない、とかいう見方もあるだろうけど。
でも当事者たちにとっては人生のかかったことだし、医療崩壊を起こすな、とかいう前にすでに後方では緩やかに医療崩壊が始まっているのではないだろうか。
地味な話ではあるけど、そんなところにももう少し目が行くようになればいいな。
休業給付支給請求書の再発行
休業給付支給請求書の再発行
ケース
病院から「診療担当者の証明」を受けた休業給付支給請求書を紛失した。
回答
病院に再提出されれば証明は可能だが、再発行手数料が必要。
再発行手数料は病院から労働基準監督署に請求できないので、受診者に請求する。
当院の場合は2000円。
(2020年3月 病院から回答)