オペラ座の怪人

土曜のレイトでオリオン座で見るのは今週が最後。でも3回も観れたことに感謝。客入りは30人ほど。これが静岡でレイトショーを観る固定脚数かと。
さすがに4回目ともなれば字幕を観る必要はまったくないわけで。英語のセリフもほぼ聞き取れる。そうして観ると案外違ったものが見えて再発見。
アンドレが好きなんだよね。
スクラップ・メタルのクダリ、俺も似たような仕事をしていて似たようなことを言う同業がいるのよ。
「古本屋」っていうとイチイチ「古書店」って訂正するガンコ者が。
このアンドレの人生を考えると涙が出てくる。この人は多分生まれと育ちは悪いけど美しいものが美しいと分かるセンスのある人なんだと思う。
人に蔑まれる商売で手は汚れていても美しいものに密かに憧れ続けてやっと手に出来た。その意味ではファントムに通じるものがある。
シャンデリア落っことされの悲劇の後の放心の呟きには胸を打たれる。
もっとも持ち前の明るさで克服してくれているとは思うけど。