花火大会に見る旧静岡と旧清水の違い

静岡市清水市が合併してもう何年になるんだろう?
まあ、合併したとはいえ、決して同化なんかすることなく風土に根付いた文化と雰囲気が残ったまま今に至ってるのは、これはいいことなんだろうと思う。


先週が静岡の安倍川花火大会、今週が清水の清水みなと祭り花火大会。清水のが今年初めて見たんだけど、安倍川花火大会とぜんぜん違うね。
安倍川花火大会は、どっかのんびりしたところがあって、花火のスポンサーをいちいち読み上げたりして結構間が空く。



このおばちゃんの「大―スターーマイーンーーーー」のアナウンスに唱和する客がいたりするのが静岡クオリティ。


ところが清水のはずいぶん違うね。
日の出埠頭の電気が消えたかと思ったら、その瞬間にドンドンドンと花火が上がり始めて、1時間花火が上がりっぱなし。飲んだり食ったりしてる間がない。


終わり方も静岡のが未練たっぷりに大玉を単発で何発もあげるのに比べて、清水のはこれでもかって一気にぶちあげて、誰が見てもクライマックスというカタルシスで終わる。


これは平和な時代の侍が支えた行政の街・静岡と、命がけの港町・清水の生き方の違いなんだろう。