持続化給付金に必要な確定申告書の収受日付印

追記)持続化給付金申請開始にあたり、申請サイトが公開されました。

収受日付印がない場合、納税証明書(その2)で代用可能との記載がありますので、そちらの手配の方が早いと思われます。

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持続化給付金の申請始まるが

www.meti.go.jp

書いてる今の時点ではまだ申請を受け付けていませんが、先行して公開されている申請要領(速報版)によると、確定申告書に収受日付印が必要とのこと!

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収受日付印とは?

収受日付印とは文字通り、税務署が申告書を受け取った日付の入ったハンコのこと。

確かにこれがないと、本当に税務署に提出した申告書なのか、さっき捏造した申告書なのか、ぱっと見でわかりません。

(でも実際に自動車保険なんかで休業補償をする際の必要書類では収受日付印は必要とされないんですけどね。変造したら詐欺罪ですし。)

確定申告提出時に、この収受日付印をもらえるケースともらえないケースがあります。というよりも原則としては税務署が収受したら、控えに収受日付印を押して控えを返却します。

ただし、郵送などで提出する際に控えを送付しなかった場合、収受日付印を押された控えを手にすることが出来ません。

 

今から収受日付印のついた控えを入手するには?

結論から言うと、「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律」に基づいて情報公開請求を行うしかありません。

税務署には「申告書閲覧サービス」というものもあり、提出した申告書を見ることと撮影することが出来ますが、「収受日付印」の撮影は禁止されています。

 

確定申告書の情報公開請求の仕方

手っ取り早いのは、最寄りの税務署に出向いて受付で「確定申告書の開示請求をしたい」と言うことです。

令和2年4月28日の静岡税務署では、署員がつきっきりで書類の書き方から印紙の購入まで面倒を見てくれましたが、これからはそんなことをしていられない状況になるでしょう。

郵送での受付も可能です。

手続きとしては国税庁のwebに記載されています。

www.nta.go.jp

 

開示請求書の書き方

開示請求書が2種類ありますが、提出するのは 様式第1号の2 特定個人情報開示請求書 です。

記入するのはまず氏名、住所、電話番号。

①「開示を請求する保有個人情報」欄には私の場合は「令和1年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書第1表および第2表(添付書類を除く)」「令和1年分の所得税

青色申告決算書」でした。

持続化給付金に必要な書類のことだけで言えば、収受日付印が必要なのは第1表の控えだけなので、それだけ書けばいい(他の書類は自分でプリントアウトが必要)と思います。

私の場合はその場で、本当に提出されているか確認してから受理されて次の手続きに進みました。

しかし郵送で提出されていない書類を間違って請求した場合、面倒なことになることが予想されますので、余計なことは書かない方がいいと思います。

 

②「求める開示の実施方法」には「ア 窓口における開示の実施を希望する」を、「実施の方法」は「写しの交付」をチェックしました。

「実施の希望日」は空欄です。用意出来次第、税務署から郵便で連絡が来るので、それをもって窓口に来るように指示されました。

 

③「手数料」には収入印紙300円を貼ります。

コンビニ等で300円分の「収入印紙」を購入して貼ります。市役所などで売ってる「収入証紙」とは別物ですので要注意。

 

④「本人確認等」は「本人」「運転免許証」にチェックしました。

 

添付書類

 

①身分証明書コピー

税務署に行くと免許証の番号を控えるだけで、コピーは不要です。

郵送の場合はコピーが必要です。

 

②住民票の写し

税務署に行く場合は不要です。

郵送の場合は必要です。市役所等で発行された「住民票の写し」そのものが必要です。コピーとは違います。

 

③返信用切手

郵送の場合、返信用に定型50gの94円切手が必要です。

 

郵送の宛先

国税庁のwebには「開示請求に係る保有個人情報を保有する行政機関の個人情報保護窓口」とありますが、要するに確定申告書を提出した税務署です。

部署名等は不要です。

 

所要日数

2020年4月27日の静岡税務署では、立て込んでいるので1か月は見てほしい、と言われました。

 

 

ってことは

今から確定申告書の開示請求をしても交付まで1か月、そこから持続化給付金申請になりますので、5月末の支払いには確実に間に合いません。