カモミール栽培
カモミール栽培について
カモミールとの出会い
ちょうど10年前になりますが、「テストドライバーをやりませんか」という電話がかかってきました。
https://rrd.hatenadiary.org/entry/20100217/12665
そっかー、あれから10年経つのか…
その時に縁あって、美味しいカモミールティーをごちそうになって、心からの感動がまさに文字どおり十年一日のごとく今も残っています。
自家栽培のカモミールだと聞いて、機会があれば俺も、と思っていました。
ジャーマンカモミールとローマンカモミール
昨年初めてカモミールの種を蒔きました。
カモミールには1年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールの2種類があることも昨年初めて知って、10年前のカモミールがどっちなのか、今となっては知るすべもありません。
ローマンカモミールは苗から育てるということですが、苗を売っているところを見つけられなかったのでジャーマンカモミールの種を蒔きました。
2019年の失敗
春先に2畝で種を蒔いたのですが、その種が埃じゃないかと疑うほど小さいものでした。
マジで鼻息で飛ぶレベル。なのに蒔いたのが風の強い日という・・・。
しかも翌日大雨で水びたし。
あんなに無数に蒔いた種なのにまったく芽が出る様子がないまま、入院。
退院してきたら小さい芽があちこちに出ていることに気づいたのですが、どれがカモミールやら。ネットで検索してもカモミールの双葉、幼芽の画像というものがほとんどないうえに、それっぽい芽が出ている様子もありません。
それでもいくつかあたりをつけて見守っていたのですが、再入院やら退院後の多忙で半ば放置状態、気づけば背の高い雑草の足元でいくつか、それっぽい株を見つけることが出来ました。
それを掘り出して、雑草の少ないところに移植して大切に育てて、迎えた秋。
小さいつぼみがついて楽しみにしていたのですが・・・
全然別の花が咲きやがった!これ、カモミールじゃねえ!!!雑草じゃん!
ところが
放置して迎えた今年2月。
放置していた偽物カモミールが冬を越していたので、つぶしてジャガイモを蒔く準備をしようと思ったのですが、考えてみればこいつら、秋に全然別の花がついたのは一株だけで、あとは花も咲かずにダンマリ。
思えば、全然別の花がついた株よりも葉が太いような気がする。
とりあえず潰すのをやめて様子を見る。
これ、カモミールじゃねーの?(4月4日)
なんか立ち上がってきたぞ?(4月16日)
つぼみだ!(4月16日)
カモミールだ!(4月25日)
咲いた!(5月5日)
満開!(5月11日)
生の花をお湯で淹れてみました。
・・・・・・・・・。
出ない。薄い。青臭い。苦い。
・・・・・・・・・。
10年前のカモミールティーは丸くて甘かったのに。そう、甘かった。
もしかしてはちみつでも入ってた?いや、砂糖やはちみつの甘さじゃありませんでした。
それともローマンカモミールだった?
不安。
でも、10年前のあれは2月でした。。生花を淹れたわけではないはず。
干したら味が変わるのか?
干した!
乾いた!
茶こしでこしてティータイム!
苦い、そして甘い!
これだ!
これだよ、10年越しの優しくて丸くて甘いカモミール!
1煎目は多少青臭さと苦みが強いですが、2煎目が最強に旨い。
10年前のあの日以来、ガストの業務用カモミールティーが飲めなくなりました。
その後、浜松のデイバイデイというホテルで出してるディルマのがまだ多少美味しいのでそれを飲んでいたのですが
それももう今日限り・・・。
10年越しのカモミールドラマここに完結!