L change the WorLd

「カーテンコールでの寸劇」



静岡オリオン座で21:40の回。客入りは40人弱。

デスノートという芝居のが幕が下りたあとに、鳴り止まない拍手に応えて見せるカーテンコールでの寸劇だね。

もうデスノートは終わりましたよ、って宣言。いつまでハマってるの?ってメッセージ。

こうやって少しずつデスノートという夢から覚ましてくれる、なんて親切なんだろう?エヴァンゲリオンにハマったヤツらを見てみろ。リアルタイムでとどめを刺された挙句、やっと立ち直った10年後にまだ亡霊のように湧いて来るんだよ。で、そのたびにゼニを取られるわけよ。



ストーリー的には生物兵器を使ったテロリストを内部の自殺志願者が乗っ取るどんでん返しが見もののはずだけど、映画のピントがLにあってるためまったくの不発。

工藤夕貴は冷たい迫力があるけど、もともとドスの効いた強気キャラの印象が強いからくどいというか、演技っぽさを強く感じる。

一方で福田麻由子は変な歯を忘れさせるほどの目力。これから成長して顔が子供から大人に変わっても、あの目は変わらないだろう。福田麻由子の狂気に関しては「Little DJ」の時にも指摘したけど、今回は分かりやすいように狂ってた。



俺は工藤夕貴がデビュー当時から見てるんだけど、歌手として不自然に売り出されてたころから、あの影とドスは本物だと思ってた。それと同様に福田麻由子の狂気は本物だと思う。


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