ライラの冒険 黄金の羅針盤

「にゃんこがかわいい」



MOVIX清水9番スクリーンで18:50の試写会。



人間の魂を動物の形に具現化した「デイモン」を連れて歩く世界の話。ちなみに自分のデイモンが何か、一種の性格占いみたいのが公式サイトにある。どうせ俺のデイモンはネズミかフンコロガシかナメクジかゴキブリだろう、と思ったんだけどためしにやってみた。

これだけじゃなくて、俺の知り合いにも俺の知る限りで当てはめてみたんだけど、これがよく当たるんだわ。怖いよ。



映画自体は去年あたりのファンタジー映画のアレレ度合いがひどくてハードルを下げてたせいかかなり楽しめた。

まず、にゃんこの姿がかわいいんだよ。にゃんこ特有のかわいい行動はあまり見られないけど。

実写でしゃべる猫っていいよね。「サブリナ」のセーレムに匹敵するレベル。

次に気球と飛行船がいい。気球とか飛行船とかって現実に見るとあっという間にファンタジーの世界に飛ばされれてしまう、現実とファンタジーをつなぐ接点、ここにこれだけの迫力があると引き込まれるし、世界にリアリティが出てくる。

最後にやっぱり白熊。「アース」では氷が割れて死にかけで頼りなかったけど、さすがにファンタジーでは強いね。人生ならぬ熊生を背負って飲んだくれて、あんなに人間味にあふれる熊を見たことがない。



世界の設定で分からなかった部分もあるけど、それは次回作のお楽しみ。と思ったらハリー・ポッターシリーズ同様に反キリストのレッテルを貼られて反対運動がおきたとかで、アメリカでは次回作が危ぶまれる興行成績だとか。



絵としては極北で脱走したら寒くて死んじゃう設定の割に全然寒そうじゃないところに始まって、デイモンを後から書き加えました的な部分とかいろいろあるけど、にゃんこがかわいかったからなんでも許せるよ。

とはいえ、俺のダイモンは・・・

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