簡易宿泊施設について

大阪の個室ビデオ火災、他人事じゃない。
つーのも今度東京に行ったら個室ビデオでも使ってみようかと思ってたから。

10年以上前に歌舞伎町のテレクラに泊まったことがあった。その時に相当やばいところだと感じた。真っ先に「こりゃ入口側で火事が出たら早いうちに大ヤケド承知で火の中に突っ込んで入口から逃げたほうがいいな」って覚悟した。反対側には逃げ場所がないんだもん。
その後に神戸のリンリンハウスの大惨事があって、テレクラ泊はその時限りになった。
以来、「2日サウナに入らないと死んじゃう病」に感染してしまったこともあり、サウナのない施設からは足が遠のいた。
結局その頃に比べて見た目こぎれいになっていても、大きく変わってないんだな。火災報知器があるっつっても、いざ火が出たら消火の役に立つわけでもない。客層も悪くて、火をつける奴もいる、と。

今回の惨事の最大の原因は、やはり迷路のような構造だろう。正直なところシダックスみたいなシャレたカラオケボックスなんかでも怖い。明るくても迷うんだから、火災で電気が消えて真っ暗になったらどうなることやら。
逆に言えば単純な構造の建物で窓があれば、防火体制なんかなくても個室ビデオに比べればまだどうにかなると思うんだよね。とにかく逃げた先が行き止まりっつーのは最悪の作り。ネットカフェでもそういうつくりをよく見るし、現に今日行った自遊空間函館花園店にもそういう部分があったんだけど、あれはまずい。

ま、なんにせよ、はじめて行って長時間いる場所ならトイレと非常口は確認しておけって話だ。
飲み会なんかで店に集合の場合に俺が異常に早く到着して待ちうけてたり、店に行って席に着く前にトイレに行って迷子になったりするのには、実はそういう意味があったりする。ただ酔って徘徊してるわけじゃない。いや、まあ、酔っ払ってるから店の中で迷子になるんだけどさ。