三陸1日目

久々に青春18きっぷでの大旅行。
たぶんもうこんなことをする機会もないだろう。


静岡5:05の沼津行きで富士まで行って、とんでもないことに気付いた。
2週間留守にするというのに、電気ポットつけっぱなし。空焚き防止機能なんかついてるはずもない古い機種。加熱し過ぎるとコンセントが自動的に溶けるヒューズ機能がついているかどうかも不明。
コーヒーを淹れて飲んだあと、無意識のうちにコンセントを抜いた記憶もあるんだけど、今日の記憶かどうか、こういうのは不安に思い始めたらきりがない。2週間の旅の中で1時間ほど来た道を戻るのはたいした事でもないようにも思える。ので戻った。ら、案の定コンセントは抜いてあった。せっかく戻ったんだからついでに部屋ごとブレーカーを切っておいた。


出直して、東海道線湘南新宿ライン東北線を乗り継いで宇都宮。
電気ポット騒動がたたって滞在時間35分で宇都宮餃子を堪能しようという無謀な企画。
宇都宮駅から徒歩7分の正嗣宮島店で餃子を注文、食べて15分、戻って7分の強行スケジュール。
いきなり迷子。大通りに餃子のいい匂いはするものの店がない。匂いをたどって細い路地の奥に行列発見。20人ほどいるだろうか。いくら長嶋茂雄と同じ夢見がちで楽天的な魚座のB型でも、20人待って注文して食べて13分、そんな計算はしない。

「当店は餃子の専門店ですのでビールやライスはありません」という張り紙と、煮詰めた中華スープを炒めたような香ばしさに未練を残し、宇都宮駅に戻る。
また必ず来よう。

餃子像ってビーナスのオーラみたいになってるんだね。

残り時間15分で宇都宮駅ビルの中に餃子店が4店舗あるので、1番空いている「悟空」で600円のランチセット。こちとら15分しかないんだよ、ランチセット出来上がってるじゃん、厨房に取りに行きがけにテーブルなんか拭いてるんじぇねーよ。
モタモタすんな、早くしろ(関優勝@ギャンブルレーサー)
うーん、餃子、美味い。皮が厚めでキツネ色、バリバリした春巻にも似た食感が混じり気持ちいい。ふにゃふにゃした部分もなく、具はにんにく効き過ぎかと思うけど、美味い。

この急いでるときに限って、付けあわせが小龍包!それもちゃんと熱いスープ入り!どうしろと?
結局、会計時のおばちゃんのモタモタ具合と電車までの距離と残り時間を高等数学以上の計算で瞬時にはじき出し、ライスを3口残して席を立ち、駆け込み乗車にならないぎりぎりのタイミングで黒磯行きに駆け込む。

福島の峠沿いでは大雪が舞ったりする中、乗り継ぎ時間もほとんどない接続でひたすら北上。
仙台から快速南三陸3号で南気仙沼