ハウルの動く城

MOVIX清水3番スクリーンにて15:00の回。
客入りは300前後か、某Y嬢の顔色をうかがいながらぱっと数えられる数ではなかった。
いい映画だけど1回見ればお腹一杯かな。内容はいいんだけど声優がなぁ…。
声にやたらエコーがかかっていたので回想シーンかなにかの演出かと思ったけどそうじゃなかった。
キムタクのセリフもナレーションっぽくて画面とイマイチ合ってなかった。ソフィーの倍賞千恵子も違和感ありまくり。若い姿はもちろん、この人は年寄りってイメージでもないでしょ。
ま、一番下手だったのは大泉洋だったけど。たったあれだけのセリフでよくもまぁ。一生懸命あわせようと
口をとんがらかせていたのが目に見えるようで微笑ましかった。
内容でいうとキャラクターが立っていて、それぞれが実にかわいい。カルシファー萌え。燃えか?
ストーリーはアレだし、呪いや魔法の描き込みもイマイチだし、ジブリの一連の作品の中ではそう大した
作品ではないけれども、ただジブリ作品というブランドの信用の厚みを増したことは確かだと思う。
もっとも俺が一番共感したのはコンプレックスの塊だったソフィーが年を取る呪いにかかった途端、羞恥心をなくしてポジティブになる点。ことに最近身に染みる。今まで出来ないと思ってたことが急に出来るようになってきた自覚があるもんな。
何が変わったわけじゃない、単に年齢を自覚してヤケクソになってるだけの話で。案外と世間の魅力ある年寄りもそうだったりするのかもしれない。
少なくとも俺には某Y嬢の言うハウルとソフィーがラブラブで、というのがまったく実感できなかった。ついでに後ろのカップルの男が言う「やっぱり戦争は良くないっていう…」ってのはさらに分からなかったが。