レイ

正直、あんまり期待していなかった。ノンフィクションの伝記ものだし。そういうこともあって静岡ピカデリー1階で18:50の最後の回。客入りは30人強。
当初の予定通り昼から来ておけば良かった。入れ替えなしだからもう1回か2回見たかった。
決してレイ・チャールズやソウルのファンである必要はない、どこかで「我が心のジョージア」でも「いとしのエリー」でもなんでもいい、ちょっとでもレイ・チャールズの音楽がいい、と感じた人にはお勧め。
エンドロールで席を立つ人が1人もいなかった。この手の音楽ものはスウィングガールズしかり、そういう傾向があるのか?
レイ・チャールズのネガティブな面(ドラッグやら愛人のみならず少年期のトラウマの描き方も強烈至極)も含めて描いている。出世するにしたがってよりいい環境を求めてどんどん周りを切り捨てていく、そんな姿を映画化させて恥じることがないのは、レイ・チャールズが家族に対して一本筋を通したことの強みなのだろうと思う。
あとソウルというジャンルがなぜソウルと呼ばれているのか、その片鱗を垣間見たような気がした。
ジェイミー・フォックスレイ・チャールズのモノマネをしてるんだけど、やっぱりモノマネ特有の臭さからは逃れられないんだよなぁ…と思ってエンドロールを見てたら曲紹介で「performed by Jamie Foxx」と同じくらいの数で「performed by Ray Charles
うっそーん。そんなにレイ・チャールズが映ってたっけか?全部ジェイミー・フォックスだと思ってた。この人、神だよ。