ナショナル・トレジャー

静岡オリオン座での20:50の先行レイトショー。客入りは100人強ということはターミナル並の2-3ヶ月に1度のヒット作レベル。
エンディングロールが始まった時点での観客総立ちだった。もちろんスタンディングオベーションのため…ではなく、帰るため。こんなに客引けが早い映画も珍しい。
まぁしかしパイレーツ・オブ・カリビアンのイメージを持っていたから全編現代の謎解きというのに違和感があった。
登場人物に個性が薄いからどうしてもディズニー流の演出がなおさら目を引いてしまう。いい意味でも悪い意味でもディズニーランドのアトラクションみたい。その場その場では楽しめるけど後には何も残らない。その薄っぺらさが行きついた結果が早帰り競走だったのだろう。
作り物っぽいのは作り物っぽくて全然構わないけど、その作り物で人を騙してやろうという感ミエミエなのが萎える。
フリーメーソンの手先であるディズニーが、アメリカを作ったのはメーソンですと主張した映画、ってわけでもなかろうに。
あと、この手のオカルト本の愛読者ってわけじゃないけど、例の「一つ目」がところどころで一瞬見えたような気がするんだよね。サブリミナルみたいな感じで。
なんか胡散臭い映画だよ。