「へんな会社」のつくり方 (NT2X) 近藤 淳也

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)  近藤 淳也を読了。

実は初めてブログを持ったのは「はてなダイアリー」だった。

はてなにははてなの良さがある。最初はそれが魅力だったけど、結局それは内輪ウケの、半ばSNSにも似た閉鎖性の上に成り立っている事に気付き、嫌になった。

その嫌な部分が本書にも見え隠れする。

はてなブックマークの利用者による「攻撃」にまつわる部分とか。

結局内輪の利用者の立場が最優先で、申し訳なさを一応は見せるものの実は被害者のことなんかこれっぽっちも考えてない。

強大なツールを手にしたネット小僧を、はさみを手にした子供に例えていた。危ないからといってはさみを取り上げるのではなく、正しく使う方向に導きたい、と。

これがご都合主義の最たる部分だ。だったら自分の身を守ることも知らない生まれたての赤ん坊にもはさみを与えてみろ。そして正しく使う方向に導けよってんだ。

ネット小僧なんかそのレベルの生き物だぞ。