ロングテールの先っぽでweb2.0を考える2

生まれ落ちたときから製造翌日には気品があった。ビジネスプランコンテストにも。



意味が分からん。いいなー、このアホっぷり。

勝手にブログ評論である。

一昔前の「人工無能」を思い出した。

これが出来た過程が目に見えるようだ、と思ったら案の定そのとおりだった。

結局面白いものってのは普遍なんだよな。多分必要なものも。

そしてそういうものを試行錯誤して作っていくのは非常に面白い。

忘れてたよ、面白いんだよ。



Uさんの店のHP、ブログを試行錯誤してカスタマイズしていくのは面白い作業だった。今のHPは店にバイトに来てる大学生と二人で、htmlを手打ちして試行錯誤して作ったとか。アップした後の達成感って、たまらなかっただろうなー。



まだ2ちゃんねるがなかったころの話。

「ゆいぼーど」「ゆいぽすと」を使った「私書箱」がはやった時期があった。簡単に書くと私書箱という複数の簡易掲示板群があり、それぞれの簡易掲示板の名称と最新書き込みを表示したリストが表示されるシステム。

この簡易掲示板を「スレッド」に、リストを「板」として改造したのが「あめぞう」形式の掲示板、つまり今の2ちゃんねるの原型なんだけど、それはまた別のお話。



この「ゆいぼーど」を使ったシステムはたくさんあったけど、その中でいわゆる「アングラ」掲示板として存在していたものがあった。

俺が知ってる一番古いものは「unchi自動作成システム」。

名前がすごいよな。灰色一色の色気のない画面だけど、匿名で作りたい放題作れたから無茶苦茶だった。

皇室侮辱ネタ、差別ネタのオンパレード。インターネット最初の誹謗中傷での逮捕者ってここから出てたはず。振られた女の個人情報掲載だったと思う。

インターリンクという今となっては古参プロバイダの個人スペースを使ってて、一度つぶされて、復活したのが「neo-unchi」。

そこがつぶれて「BLACK BOX」という私書箱システムが出来て栄えるようになった。

これはk2racingという車屋ドメインでやってたんだけど、今思うと

あれもいい度胸だよ。いまk2racingで検索して引っかかる店と関係あるのかは不明。



これがつぶれたあたりで、いわゆるアングラ私書箱はいくつかの流れに分裂して有志で私書箱システムを作っていくんだけど、そのうちの一つを俺が作った。

「ひょろびり」がその名前。ひょろびりは「ひょろっと歩くとびりっと破れます」の略だったが、何故そんなタイトルなのかは分からなかったとか書かれてるけど、これはかの有名な「道具屋」という落語のネタ。ちょっとしたことですぐにエラーが出ることから命名。最初は別の名前があったんだけど、作った本人すら忘れちゃったなー。

はじめていじるcgiは本当にエキサイティングで、その思い出もいろいろあるけど、それは次の機会で。



なんかそんなことを思い出しちゃったよ。それもセピア色の思い出としてじゃない、リアルカラーの記憶として。

今となってはIT産業なんて別世界の話だけど・・・。

でも、俺はBLACK BOXがつぶれて、ああいったものが欲しかったから自分で作った。それから10年近くたって、俺が欲しいと思うサービスがネットにあるか?ないだろ?

作ろうか?いや、作ろうよ。試行錯誤して。夢中になって。エキサイトして。

技術には全然ついていけないけど。でもやろうよ。あのときだってそうだったじゃないか。