やわらかい手

「意外に王道」



2月7日、静岡シネギャラリー左側で13:50の回。

「シネギャラリー会員の集い」でおすぎが激賞したこともあってほぼ満席。



孫が難病で高額のゼニが必要となった老女が手コキ専門の風俗で大金を稼ぐ話。



ラッキーホールというシチュエーションはセンセーショナルだけど

きっかけがあって、思い切った行動をして、環境が変わって、自分が変わって、周りが変わらなくて、ギャップが生まれて、でも最後には暖かく包まれる、という王道のストーリーには刺激というものがまるでない。

その意外性が良作感を生み出してるだけのように思う。



ただ上手く出来てるなーと思う場面がいくつもあって、馴染むまで壁の向こう側を描かなかったりとか。

客商売をした経験のある人には分かると思うけど、客になったことがない店で働くってこんな感じ。良くも悪しくも。

手コキで稼いでいる手でボスと握手、とかもいい場面なんじゃないかな、綺麗好きな人には。

俺は仕事柄エロいことに接する機会が多く、そういった感覚がかなり麻痺している自覚があるのでエロいシチュエーションが作る世界観のとらえかたが普通じゃないことを補足しておく。



動かし方から推測して、「そんな長い奴いるのかよ?」って10年前なら思ったはずの場面もあったけど、なにかの動画でホースみたいに長

いのを見て以来、外人のはなんでもありだと。