2008年静岡県新酒鑑評会をざっと

もくせい会館での一般公開に行って来た。

今年の鑑評会の審査の結果はこれ。

開運、喜久醉、磯自慢といったところは早々になくなってた。これは例年のことだからとっとと先に試飲。今年も純米酒の部に張り付く。



喜久醉がいいような感じ。これを悪く言う人はいないと思う。かといってこじんまりおとなしくしているわけではなく、味も香りもしっかりと主張している。

磯自慢はちょい辛いような。豊かな味わいが締まった感じでこれもいい。

開運は思ったよりすっきりしているというか、軽いというか、どっしり感が物足りない印象。といっても高すぎるレベルを求めてるからそう思うだけで、県知事賞は納得。



あとは左(東部)から順に。

高砂、白糸は印象なし。富士錦は香りが好みだけど味がない感じ。富士正は変な苦みがあって受け付けない。伊豆海は乳酸の香りが印象的で味にも広がりがあるがまとまりがないのが惜しい。

白隠正宗がなかなか面白いので別記事で。萬耀はひねた臭い。

中部に来て萩錦は印象なし、君杯も臭いがちょっとおかしい、満寿一は悪い意味での雑味が多い。

忠正は辛く、味は控えめながらしっかりしてる。これだけで飲むより濃い味の料理とあわせたら引き立てそうだ。

正雪は小さくまとまっている。英君は重量級の飲み応えあり。初亀はただ辛いだけ、杉錦はコメを感じさせる香りが印象的。喜久醉、磯自慢があって、志太泉がバランスが取れてて地味にいいんだけど地味すぎ。

西部に来て若竹は味が薄い、開運があって、萩の蔵、小夜の衣、葵天下あたりは特に印象なし、千寿も印象に乏しい軍団の一員だけどその中では逆にそのおとなしさが印象にある感じ。

国香は化粧水を舐めてるような臭いがダメ。出世城は西部の中では一番印象に残った。辛口でありながら甘みのようなふくらみがいい。花の舞はいつもの花の舞だった。