モンゴル

静岡東映で18:00の回。

客5人。5人か!静岡まつりがあったとはいえ、5人とは!

T-JOYが劇場を確保しようと東映と組んで共同配給したのはいいけど、その結果がこれ。東映と組んだってどうにもならんっつーの。アカデミー外国語映画賞ノミネートという話題性があっても、なんのプロモーションもないから誰も知らずにひそかに公開された感じ。



チンギス・ハン伝説を基にして、いろんなことを盛り込みすぎ、はしょり過ぎ。それなりに作ってはあるんだけど、それなり以上のなにものでもない。それなり以下のなにものでもないけど。



俺にとってモンゴルっつーと、相撲と「スーホと白い馬」と上林愛貴なんだけど、その程度の認識なら浅野忠信で全然違和感がないし。

浅野チンギスの妻を演じた新人のクーラン・チュランがまた実にいい。顔が平ぺったくて、目が細い。韓英恵の目に匹敵する強い一重がどうにも印象に残る。何もしないくせに存在感だけは人一倍。



臥薪嘗胆からの復活劇はそこに焦点をあわせれば爽快感を伴った感情移入のしやすい時代劇にもなったんだろうけど。