大いなる陰謀

「大いなる説教」


静岡オリオン座で4月18日12:20の回。

珍しい金曜日公開、俺にとっては珍しい昼の回ということもあり、70人ほどの客入りが多いのか
少ないのかは比較のしようがない。

ロバート・レッドフォードのファンなんだろうか、アクションかつ政治的な内容に見合わない雰囲気の比較的高年齢の女性が多かった。レッドフォードも71歳だもんなー。

映画自体は、ドキュメンタリー映画のエンディングの語りを再現ドラマと妄想ドラマで肉付けしたような感じ。
目的を見失っている学生を叱咤する老教授、その教授の教え子で志願兵としてアフガニスタンに派遣された2人、アフガニスタンでの作戦を指揮する若き政治家、この3つのドラマが同時に進行する。

戦争やアメリカの存在への問題提起というより、資本主義そのものへの疑問が投げかけられてるように思った。
志願した2人も貧困からの脱出が志願の大きな原動力になっているしメリル・ストリープだって親の介護のために正義を捨てたわけだし、ゼニに縛られてる限り、のど元に生活を突きつけられている限り、その現実の大元に切り込むことなんか出来ない、でもそれらから自由な身分がある、なにやってるんだ、学生は!

ってレッドフォードが言ってた。