インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

静岡オリオン座で19:00の回。客入りは100人ちょい。

有楽座で吹替が上映されていることを考えると、超大作の集客として最低限の面目を保ったんじゃないかな。



舞台はそれまでの1930年代から20年近く経った1950年代。

インディが年を取ったこと以上に、冒頭のKGBとのやりとりや核実験場でのアクションなどで、時代が違うということを嫌でも思い知らされる。もはや自然や伝統の中にロマンがあった時代ではなく、代わって科学の中にロマンがあった時代。

しかしインディのロマンを追い求める冒険には一片の変化もない。もちろんスケールの大きさも。演出も現代にありがちなくだらないリアリティの追及をせず、変わらぬ80年代の憧れの洋画で居続けてくれたことにも好感が持てる。



今回の見モノはもうひとつ、インディの相方。

2代目(ある意味3代目だろうが)インディ・ジョーンズへの道は開かれた。次作で代替わりのエピソード、そして新シリーズへ、そんな希望の実現も予感させる。