ドラゴン・キングダム

静岡ミラノ1で19:20の回。

2週目ながら客入りは30人ほどとなかなかの入り。



我らがジャッキー・チェンがジェット・リーとの初競演。

オープニングのテロップ、ジャッキーとジェットのJが重なってるのを見ただけでグッと来るものがあった。



内容は他愛もないし、主役はたれ目だし、なぜか中国語の世界で主要キャストだけが英語をしゃべってるんだけど、まぁそんなことはどうでもいい。

ジャッキー・チェンを観に行って、ジェット・リーに萌えて帰ってきた。



二人とも一人二役なんだけど、ジェット・リーの役が2役とも絶妙にこの人の魅力を引き出してる。

サイレント・モンクはかっこいいジェットの、孫悟空はかわいいジェットの極致。前からかわいいかわいいと思ってたけど、やっぱりかわいいよ、ジェット・リー



一方のジャッキーは、っつーと最初は酔拳の師匠役と聞いて、とうとう年寄りの役か・・・と複雑な部分はあったんだけど実際は酔拳を使うおっさん旅人ということで、一安心。

主人公のたれ目が通うカンフーショップの老主人役との二役で、こちらは特殊メイクが妙に浮いた感じで二安心。

やっぱりまだまだジャッキーに年寄りは似合わないよ。



両雄並び立って、ジャッキーが一歩身を引いたという印象。これは配役の差だろう。

思い入れもあって、この二人の組み手は格別。できればそれをクライマックスにしてほしかったが、次回に期待だ。今回はファーストコンタクト、そうに違いない。



映画全体としても、いろんな話の寄せ集めの設定ながらストーリーの筋は一本きっちり通ってるし、伏線は回収され、お約束は果たされ、女性はヒロイン悪役とも美人だし、刺激にこそやや欠けるものの、丁寧に作られた仕上がりになってる。