関西6日目

吉本新喜劇も見たかったけど、時間がなくなった。天満天神繁昌亭とどちらかを選べといわれれば、間違いなく繁昌亭。しかも今日は中トリが桂小米朝、トリが笑福亭鶴瓶ときたもんだ。
11時に当日券発売との事で10時少し前に来たところ、既に大勢の人がいる。しまった、と思ったら朝の貸切公演の客。結局、4番目。当日券は正規の席が10枚、補助席が10枚、あとは立ち見で、12時半の開場時でも立ち見券を売っていた。

林家染太 板血とかそのあたりの見世物風景を自分のキャラ落ちで。
噺に鳴り物って、こんな浅い上がりからアリだとは。
笑福亭由瓶 「看板のピン」上手いよ、この人。そしてかっこいい。華がある。覚えておこう。
笑福亭生喬 「ぞろぞろ」
チョップリン(コント) 
笑福亭猿笑 「たがや」
上方唯一の東京落語だそうで。師匠をしくじって流れてきたのか?
桂小米朝 「親子茶屋」CDで聞いて気に入っていた噺をナマで聞けるとは。絶品。この人のこの手の若旦那ネタは最強。

林家竹丸 「立候補」という噺らしい。自民党総裁選を絡めた新作落語
ところで竹丸っつーからアタックヤングをやってた桂竹丸かと思ったら関係ないらしい。
笑福亭仁勇 「ちりとてちん」タイトルだけは知ってたけど聞いたのは初めて。オチとしてはこっちがいい。聞き比べると、嫌味な若旦那をやり込める「酢豆腐」は爽快感があるけど、敵味方の構図が透けて見える。そこが大阪には合わなかったのかもしれないな。
林家染雀(うしろ面) 
笑福亭鶴瓶 「子別れ 下」
子別れのオチ、「げんのう」「かすがい」が理解されなくて、という話で「げんのう」「かすがい」の説明をしていると、うしろを横切る人が。テリー伊藤かと思ったけど、謹慎中の月亭可朝。名前と騒ぎは知ってるけど、俺にとってはどうでもいい人。でもこういう形ででも舞台に上げたい、という人が多いんだろう。
うわさには聞いてたけど、上方落語は「女の子別れ」なんだね。母子家庭じゃなくて父子家庭。孫が出来たから、と選んだ噺だけのことはあって、垂れ目がますます垂れてたような気がする。テレビのバラエティ番組での姿と違って品があって、聞いていて気持ちが良かった。

終演後、戎橋まで歩いて、グリコの看板を見ながらフリーハグの看板を掲げて無視されてる女の子と、2ちゃんねるひろゆきに似た唇の厚いホストがキャッチに失敗し続ける様を2時間ほど見物して、そのまま歩いて来山北館まで。今日はなぜか2部屋くっつけた角部屋。