村上ファンド訴訟傍聴

朝起きるとテレビで東京地裁の大相撲八百長訴訟に北の湖が出廷するとの。
これは面白い。ということで行ってみると、既に500人ほどが来てる。倍率10倍の一員になって抽選。当然のごとく外れる。

開廷表を見ると村上ファンド控訴審が午後からあって傍聴券抽選との。

1時まで最近流行りだという皇居1周マラソンをしてみる。
10時過ぎだというのに走ってる奴が一杯いる。二重橋の近くにはマラソン禁止の札が立ってたりもする。
ところがいつの間にか段々減ってきて、九段会館のあたりまできたら走ってるのは俺だけ、周りは普通の通行人がたくさん。くっそー、てっきりお堀の外を走り続けるもんだとばかり思ってたよ。

1時前に裁判所に戻ってくると中核派らしき集団がオタケビをあげてた。実は今日、傍聴券を発行する裁判がもうひとつあって、不法侵入という罪名、見慣れない名前だったので気になったんだけど、こういうことか。
法政大学の若者は元気があってよろしい。アジテーションもういういしくてかわいい。
つーか、中核派に本物の学生がいるので驚いたよ。
だって俺が入学したころはまだ静岡大学の学内にも中核派がいたんだけど、正確に言えば静大じゃなくて法経短期大学の方だけどさ、ヘルメットかぶってた奴らは当時で40才越えてたと思う。もう死んだだろ、きっと。
公安が露骨に観察してたりしてさ、

いまだにこんな伝統芸能が東京に残ってるんだと思うと、東京ってのも案外古い街なのかな、と。

それはともかく、村上ファンド訴訟の方は希望者が定員に満たず、全員に傍聴券が来た。

今日は村上世彰被告人の出廷はなく、代わりに宮内亮治ライブドア元取締役が証人として出廷。テレビでの印象と違ってタフな感じ。つーか、自身の裁判で強くなったんだろう。どことなく男の色気のようなものも感じさせ、イケメン俳優がテレビドラマの法廷シーンを演じているのをテレビで見てるような気がした。

内容としては、ニッポン放送株買収の資金調達のメドが直前までついていなかったことが村上側に有利な証言、一方で村上側弁護士が作成した宮内供述書は弁護士が主導して作成したことから不採用に。
検察から盛んに村上世彰被告人の家族と接触があったか聞かれたあたりの答えで「家族がどうなってる(どんな目に合わされてるか)かなんて(会ってなくても)分かりますよ」と強く言い返したあたりが印象的だった。