ふじかわキウイマラソン

ハーフマラソン出場、自己初の2時間オーバーで2時間3分。
ふじかわキウイマラソンとはいうものの、マラソンってレベルじゃねーよ。

受付の富士川町総合体育館から第2東名が見える。あんな高いところを走ったら気持ちいいだろうな、と思った。
スタートしてしばらく、結構な登り、あとは微妙な上り下りで10キロのコースの折り返し。高低差がすごいよ、と脅されて参加したものの7キロあたりの10キロコースとの分岐までは想定の8割程度のアップダウン。
分岐からは農村の1車線の小道。なんだ、たいしたことないじゃん、と思ったある角を曲がった時、広がる風景に思わず声が出た。
「なんだ、これ!?」
いきなり想定の3倍の角度の登り。スーパーカブなら1速じゃないと登らないだろう。

最初はスピードダウンしながらも走ってたけど、すぐに断念。正直案外たいしたことがないと思っていて、調子がいいのも手伝ってここまでハイペースでガンガン飛ばしてたこともあって、速攻でバテた。
レースで初の歩き。どんどん抜かれる。でも抜く人だって小走りがせいぜい。
振り返ると相当な高度。やっと現れた下り。これは登りの2倍は急。
と同時に視野の右奥に同じ高度で走るランナーの姿。
これ、下ってまた登ってくるの?!
心が折れた。
下って登って、さらに登り。もはやスーパーカブじゃ1速でも登れない角度。気がつけば第2東名と同じ高さ、そして第2東名を見下ろすことに。確かに眺めがいいし、気持ちもいい。しかしどこまで登るんだ、これ?早く下ってくれ、と祈る。

折り返しのランナーが次々現れる。つーことは折り返してここを戻るのか?
ってことは今下ると、折り返しは上りだ。じゃあ下りはやめてくれ、と祈る。
この祈りが通じて、延々上りが続く。ここまで来ると緩やかな上りは上りのうちには入らない。
折り返したら急な下りとゆるやかな下り。下りもひざに負担がかかる。
農道からメインコースに戻り、平坦な道がなんと楽なことか。
普通ラスト2キロといったら地獄の苦しみだけど、こんなに楽なラスト2キロってないよ。

今回は静岡から送り迎えしてもらったけど、疲れもあって帰りは車酔い。体中がしびれてたこともあって、お礼もろくすっぽ言えずすみません。
恒例の弁当が今年は中止だったのが幸い。食ってたら確実に吐いてた。