トイレ掃除が好き

トイレ掃除つーか、滅茶苦茶汚いものをピカピカにするのが好き。
学生時代にマクドナルドでバイトしてた。洗い物なんかで出た油を下水の直前に貯めておく場所(グリストラップ)があって、ここが腐敗していつもドロドロなんだ。
おかげで開かずの間に近い状態。
毎日生ゴミを、週に1回油をすくい取ることになってた。これが日々のメンテナンスで、これをやってると業者による清掃が年4-5回で済む、というのが本来の形らしいんだけど、業者による清掃なんかあったか?


ま、いいや。俺もここを開けるのが嫌で仕方なかったんだけど、ある時にたまたま2人で担当することがあった。このときの相方が平気な顔で油をすくい取った後に、グリストラップを取り外して洗剤で洗い始めた。するとみるみるうちにピカピカになってね。ひどく感動した覚えがある。
そのあたりの経験が原点になってるんだろうね。


トイレ掃除にハマるようになったのは、前のアパートのトイレが入居前から古くて汚くて、本気で掃除したのがキッカケ。
このときに初めて紙ヤスリを使って、やっぱり感動しちゃったんだな。ただこのあたりまでは普通の掃除好きのレベル。
ここから進化したのは前の会社のトイレを当番で掃除した時。小便器の目皿ひっくり返して、危うくひっくり返るところだった。尿石付き放題。硬い尿石を取り巻くようにねっとりとしたクリーム状の尿素エキス。便器の裏を見てみたら黄ばみどころか、赤ばみ。
さすがに毎日当番制で掃除をしてたから見えるところはきれいだし、気の効く奴が時たま便器の裏までブラシを回したと思われ、黒ずみまでは行ってなかった。でもこれじゃ臭って当然。
で、小便器3つ、大便器2つのトイレを本気で掃除したわけ。目皿の裏から壁まで、朝9時から一通り洗剤を使って、終わったのが午後3時前。つーか仕事にならねえ。
翌週は全便器に自腹で買ってきた紙やすりをかけた。朝9時から気がついたらこれも午後3時前。仕事にならねえ。
仕事にならねえけど、それ以前に掃除を始めると止められない。一種の病気だよ。そこに気がついて以後当番はサボることが多くなった。