はままつビジネスコンテスト2008

はままつビジネスコンテストの記事が静岡新聞(12月9日の朝刊。静岡新聞はどっかに備え付けのものしか読まないから、旧聞を読んでることが多い)に出てた。
受賞したのはタイトルだけじゃ内容が分からんけど、障害者専門の旅行会社とレストラン2軒。
結局、浜松も素人に分かりやすい「おもしろショップ」と「おもしろサービス」が評価されるんだね。


今年のはままつビジネスコンテスト

  • 障害者向けの旅行会社 
  • ふれあいレストラン 
  • 栄養士のクッキングスタジオ


去年のSOHOしずおかビジネスプランコンテスト
http://www.soho-shizuoka.gr.jp/shizuoka/new/business/20080226_2.html

  • お土産ふりかけ 
  • ちり紙に広告 
  • エコバッグリフォーム 
  • USBメモリの飾り 
  • 有機食品スーパー 
  • 賭けないマージャン


今年のSOHO CITYみたか ビジネスプランコンテスト
http://www.mitaka.ne.jp/bizcon/event.html

  • 世界の「ひと」と「ことば」をつなぎ、社会に貢献する事業
  • 星のソムリエ」の活動のビジネス化=ユニット事業を創業
  • 流水式小水力発電装置「ストリーム」
  • 薄膜型太陽電池の特徴と今後


なんだ、この差は?
はっきり言うけど、審査員の質の差だと思うよ。
今年のSOHOしずおかビジネスプランコンテストに応募して、予選落ちした人のブログにこんな記事がある。この人のブログをちょっとさかのぼって読んでみると分かるけど、相当真剣に現実性を持って錬りこんでるようだったのに。

「生産者の賛同を得るのが大変だと思いますので、まずは成功事例を作って、生産者にPRしてください」
(中略)
今回のプランは生産者の意向、要望を聞いた上で作成し、肉づけをしたものです。よって、「生産者の賛同を得るのが大変だと思います」も審査員の先生の意図することが分かりません。
http://walter2.eshizuoka.jp/e211999.html

プランのコンテストに成功事例が必要ってのが意味不明。それともプランの評価ではなく、起業に向けてのアドバイスなんだろうか?
なにが審査されるのかの定義がないから、主催者と応募者の間に齟齬があるような気がする。あってもいいけど、そのせいで無用のヘコミ方をする人もいるわけでね。
また、審査の際に理解できない専門的な話は、審査員が分かったフリして無視してるんじゃないかとさえ思う。三鷹の受賞プランは、静岡の審査員にかかったら全部予選落ちじゃないのか?


どうせ今年の静岡もコンシューマー相手の「おもしろショップ」「おもしろサービス」の展示会になるんだろう。
「おもしろショップコンテスト」にでも名前を変えたら?もっとも、そのおもしろショップもパクリなんじゃないかと思うものが散見されるんだけどね。
だいたい、去年の静岡で学生の優秀賞になってた広告トイレットペーパー、あれは特許になってるんじゃなかったっけか?日経流通かなにかで見た記憶があった。その辺もプランの中に練りこんであるのかは、内容を見てないから知らないけどさ。

 難航した書面審査も無事終わり、ついに次のヒアリング審査会に進んでいただく27プランが決定しました!
 この27プランのカテゴリーは多岐に渡りますが、エコ、ファミリー、地域活性、福祉など、私達の生活に密着した楽しいアイデアばかりです。
http://www.hanjyou.jp/~b-nest/doc/biz_cont/biz_cont_08_live.html

まーた「生活に密着した楽しいアイデア」かよ。そんなのしか選ばないのなら、最初からそう書いておいて欲しい。