神山教会・奥の院

時間がなくて放置してた動画を編集してyoutubeにアップしてみた。

好きに編集したら13分のちょっとした短編ドキュメンタリーになったので2分割した。


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神山教会奥の院・前半
地図のA地点からB地点への移動。


教会つってもキリスト教会ではなく仏教・真言宗の伝道所みたいなところで、普段は無住。函館市住吉町にある高野寺が管理してる。
このあたりが宅地開発されちゃっててびっくりするんだけどね。昔はこの教会から奥の院にかけて、西国三十三カ所、四国八十八ヵ所に見合った石仏が並べられていたそうだ。今は半分程度散逸しちゃってる。一部は神山教会の境内に集められている。
石仏に招かれるまま山の奥に進むと、沢の手前に奥の院がある。


この動画で7分40秒あたりから触ってる白い水は、はっきりとした硫黄泉が湧いているところ。冷泉だけど。おそらくは陣川温泉と共通の水脈だと思う。このあたりの土は硫黄を含んでいる。他にもあちこちに湧き水があるんだけど、硫黄泉になってるのはここだけ。


日本には声明という失われた宗教音楽がある。
日本の古典音楽つーと東儀秀樹ばっかり有名だけど。こういうのはもうちょっと、ワールドミュージックの流れの中で再発見されてもいいんじゃないかな。
http://www.performingarts.jp/J/art_interview/0705/art_interview0705j.pdf



神山教会奥の院・後半
地図のB地点。


一番高いところに石仏があって、場所がいいからみんな熱心に参るけど、この石仏が別格なわけじゃない。
このあたりの素晴らしいのは、たっぷりと水を含んだ苔から滴り落ちる湧き水。函館市水道局の管理になってると聞いたことがあるけど、とにかく豊富。
水の1しずくが、木漏れ日を浴びて光り輝きながら生れ落ちる、命の起源の尊さを思い知る場所でもある。


ただ、熊も出るし、キツネもいるだろう。生水を飲むのは厳禁。