自民党は不死鳥のようによみがえる         かもしれない件

また選挙である。これで何回目だ?静岡市議選、静岡県知事選、総選挙ときて今年4回目。あえて言おう、多すぎであると。
今度は静岡県知事選挙に出た坂本由紀子参議院議員補欠選挙
地元的に言うと、すっかり選挙に飽きた雰囲気で、俺の周りでも選挙の話題なんて聞いたことがない。
あれだけ焦らしに焦らされた「自民党へのお灸」を念願かなって熱狂の中で最高の形ですえることが出来て、すっかりオナニーの後の賢者モードに入ったような感じ。


連休最終日、候補者が静岡の繁華街に集まった。
共産党は平賀高成。穀田恵二が静岡入りしてたようだ。たまたまスクランブル交差点で行き会った。


民主党は60歳の土田なんとかとかいう医者。副幹事長のなんとかとかいう人が来てたらしいけど、完全に内輪だけの盛り上がりだった。
民主君とかいうハリボテは人気だったけど。

俺の興味を引いたのは岩井茂樹という自民党の人。取り巻きもまったくおらず、マイクも使わず、完全な地上戦。
若さと改革、赤いイメージカラーとあいまって、どう見ても一見民主党の候補者にしか見えない。こういう人材をぱっと持て来れるところが自民党の懐の深いところでもある。


考えてみれば自民党はJCとか、日本共産党と民青ほどではないにしろ、若い衆の組織とのパイプは民主党よりも持ってたりするんだよな。JCもピンキリなんだろうけど、それなりに政治家を育成するような支援もしてるし、地域に密着した、それなりの若い人材という点ではコト欠かない。
なにより大敗した直後の選挙で、大勝した相手方と見間違うような候補をポンと立てられる、この変わり身の速さ。こういうしたたかさが自民党の強みなんだよなー。


とはいえ、こういう目つきの悪い悪人顔を平気で擁立しちゃうところが民主党と違うところ。
つーか写真まで一緒に撮ってもらって、あまつさえ運動員のおばちゃんにシャッターまで押してもらったのにこんなことを言うのはなんなんだけど、人柄で投票する俺はこの目つきじゃ投票出来ないよ。


政策なんか伝統と教育と観光だとか、共感できるところなんかいっこもないし、それなのに政治信条として「共感が出来る政治」とかいってバスケットのシュートしてるしなー。
http://www.iwais.com/politics.html#1
こういうところがインチキで薄っぺらいんだよ。


まして経歴なんて、

平成21年1月第6回「国際政治・外交論文コンテスト」自民党国際局長賞 受賞
平成21年3月自民党政経塾 皆勤 最優秀賞 受賞

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結局自民党がらみ、要はマクドナルドの「ハンバーガー大学卒」みたいなもんじゃん。まして皆勤最優秀賞って、一回も休みませんでした、って話じゃないの?小学生のそろばん塾かなにかじゃないんだからさー、自民党もそんなことで表彰するなよ。
これを堂々と書いちゃう図々しさはちょっと受け入れがたいよね。


なんにも知らなかったから岩井茂樹に一瞬だけ興味を持ったけど、本当に残念だった。逆に興味を持たなかったら、そのまま投票してたかもね。
こういう属性の候補者を立てたこととか、運動員のおばちゃんに「写真をメールに添付して転送するだけだったら公職選挙法には違反しませんから」とか言われたりするあたりに自民党の底力が垣間見えたような気がしたけど、でもこういう微妙な候補者しか立てられないんだったら先行きはヤバイかも。