しかしこの会社、8月決算ということもあるが毎年夏になると大騒動が起きる。
移転が2年連続、今年は棚卸。
そのたんびに夏の暑い最中の肉体労働。やってらんない。こんなことで夏を嫌いになりたくない。
で、肉体労働といえば男手が借り出されてそのたんびに女がクソ甘えたことを抜かす。こんなことで女を嫌いになりたくない。
去年の今ごろ、移転準備の最終日。女衆が定時だからと言って荷物ほったらかしで帰った夕方。俺だって定時で帰りたいのに、ふざけんな、ってこの世のあらゆるものを呪いつつ梱包作業を続けていた時に女神が舞い降りた。テキパキと荷物をダンボール箱に詰めていく女神を見てマジで泣きそうになった。
そして今日、女神が復職。
そうだ、女衆でもこういう人がいるんだった。大切なことを忘れていた。お大師様のお導きを感じる。なんとか道を誤らずに済みそうだ。