千の蔵(静岡市七間町)

昨日行った桜吹雪〜の向かいあたりに見つけて気になったので早速行ってみた。
外観は最近流行りの莫山先生風の習字で書かれた和風テイスト。ランチは正午からと他店より遅めのうえ、12:10に行ったらまだ準備中。10分待ってもらえますか、というので待ってみた。店内には店主の親戚とおぼしき3人組。
工夫はしてると思う。蛍光灯を葦簾で囲って間接照明風にしてみたり。夜ならいいんだろうけど、窓から明るい光が差し込む昼には実に野暮に見えた。
店内には張り紙があって調理する前からトンコツとアゴを使った魚介系のWスープの和風トンコツであることを教えてくれる。
で、出て来たラーメンが驚き。謳い文句で想像したものと全然違う。
まずいきなりハムの匂いがする。そして鰹節。すすってみると鰹節の匂いしかしない。全然トンコツじゃないんですけど。燻製にした豚肉と背油、そして大量の鰹節。鼻が鰹節に慣れると割といい感じでしっかりした豚肉のダシを感じられる。麺は普通の自家製だがメンマがまた大きくて美味い。ひねた感じが全くない。チャーシューはぶ厚くて身も脂もトロトロしてる。
特徴を出そうと工夫して頑張ったということが伝わってくる味。まぁ東京や神奈川なんかで最近はやったような店にはよくあるような感じではあるのだが、静岡ではまだまだ珍しい。
ちなみに開店が遅れた理由を親族とおぼしき3人組にこう説明していた。「寝ないつもりが寝ちゃっただよ」
ラーメン700円。夜の焦がし醤油ラーメンも気になる。1人でやっていくのだろうか?これからどうなっていくのか、何回か来てみたい店だ。
街で飲みがあって、その後にラーメンでもということになれば一本・大統領・桜吹雪・風風よりはここだろうな。銀水に愛着はあるんだけどさ。週末は4時まで。