ヴィタール

シネギャラリー右側で19:30の回。客入りは12人。
ロン毛の浅野忠信ってどう見てもドリアン助川じゃねえかって感がぬぐえないんだけど。
この映画は映画館で観る価値、十分にありだと思う。ストーリーと哲学、そして映像美と音響がかなり高い次元でマッチしていて後を引くものになっている。エンディングテーマ曲のCOCCOは英語歌詞でやや逃げた感ありだったけど、余韻の手助けとしては上々の部類。つーか手抜きじゃなくて逃げた。この生の沖縄と死の解剖室の美しさに張り合える音楽は無理だよ。やっぱり生の源は沖縄つーか南国にありだ。
ラストの場面、浅野忠信にピントが合っていない。匂いつーかフェロモンを表しているのだろうか?そこがまたリアル。