ロング・エンゲージメント

静岡ピカデリー1階で静岡第一テレビのふれあい試写会。ほぼ満員の客は95%が女。そりゃそうだ、スポンサーが大塚美容形成外科。男で応募した奴はその時点で全員落としてたんだろ。俺もそうだったし。
だったら最初から女限定って書いておけよ、っつーの。いやまぁ書いてないおかげで試写状を手に入れて観れたわけだが。
静岡の試写会は試写会というよりは映画で人を呼んでその前の宣伝活動が主体だから女尊男卑の傾向が強い。女だけが映画館の前に並んでいる光景は珍しくない。まったくクソだな。
今日も上映前に女子アナが出て来て整形手術の告知、それをデジカメに撮る関係者。さすがのCM飛ばしの前科者・第一テレビでもテレビCMと違って飛ばしが出来ないもんな。


オープニング早々5人の登場人物紹介が早すぎ。しかもここで把握できないとしばらく置いていかれること請け合い。
よく海外小説なんかを読んでると登場人物紹介が書いてあるけどあれがほしいと思った。
馴染みの薄いフランス語だし、人物の雰囲気も似てるし。鏡刺さって死んだ人は最初は探偵だと思った。探りすぎて殺されたんだと思ったら次の場面で平気で出て来てた。
フランス語といえば、あの暗号は日本人には無理。
予告ではロマンスものを前面に出していたけど、実際は戦争映画+謎解きという感じ。
フランス映画っぽい雰囲気の上品なエッチは印象に残ってるけど恋愛とか
ロマンスとか、なんか薄っぺらだった。特にそういったロマンス的な部分の集大成であるラストは正直言って尻つぼみ。
前半は戦闘ありぃのエッチありぃの猫ありぃの、で期待したんだけどなぁ。
予告編で使われた映像はほぼ前半だけ、というか、その予告編を脳内補完して俺が作ったストーリーの方が三倍くらい面白いと思うぞ。(つじつまの合わないところはたくさんあるけど)
少なくとも1つが解決すると新たな障壁が現れる、それをつなげていく、という展開ではセルラーのほうがよっぽどよく出来ていた。
無駄な登場人物や無駄な場面や無駄な演出が多いんだよ。典型的なのが飛行船が爆発する場面。爆発シーンがハリウッドヒット映画の三種の神器の1つだからって派手に爆発させたかっただけだろ。


たまたま昨日、ヴィタールを観たんだけど、ある意味共通点が多かった。リアルな死の描写を背景にしているところとか。あるいは記憶喪失とか。
しかし2日続けて記憶喪失ものの映画を観るとは思わなかったよ。