スーパーサイズ・ミー

最終日・映画の日と重なりサールナート1階の大ホールで拡大上映で客入りは70人ほど。
マクドナルドのメニューだけで1ヶ月生活したらどうなるか、というセンセーションを柱にしたアメリカのファーストフードを中心とした食文化を問いかけるドキュメンタリー。
映画館で見る必要はないにしてもDVDなどでは必見。
内容なんて観なくても想像できる、と思っていたし、マクドナルド生活の部分に関してはその予想は大当たりだった。ただそこはあくまでアイキャッチというか短絡的な娯楽パートに過ぎない。
ちょっと気がつけば笑える部分も多い。3ガロンも炭酸飲料を飲んでいる夫のことを「私は1ガロンしか飲まないのに」という奥さん、野菜としてフライドポテトを選ぶ子供、…。
なにがショックって小中学校の給食にファーストフードが入りこんでいること。栄養士も給食のおばさんも面倒くさいから見て見ぬ振りをしていること。もちろん演出は承知だが、その演出の向こうに透けて見える現実の危険性というものは見て取れる。
取り返しのつくことであれば子供の選択に任せることも必要だが、取り返しのつかないことに関しては自由など糞食らえだ。