ナイロビの蜂

静岡ピカデリーの2階で21:25の回。客入りは20人に満たらず。
アカデミー賞効果とは言え、そもそもこれだけの規模で公開する映画じゃないでしょ。娯楽大作の期待を裏切られて「分からなかった」「すっきりしない」「奥さん死んだのにどうしてそばにいるの?」「旦那は最後死んだの?」なんて叩かれるのが目に見えるようだ。
遠くて近いは男女の道、近くて遠いは田舎の道、なんて言うけど。結局は生きているうちは通じ合えない、ってことなのかな?テッサが死んで、思い出をたどるうちに妄想力を駆使してテッサの存在そのものを取り込み、100%自分のものにしてからでないと気持ちというものは通じ合えないのかもしれない。カニバリズムの理由の一つとして聞いた事があるような話だ。