けん悪

アダルト商材の扱いマニュアルの草稿を見ていたら、その定義として「険悪の情を催させるもの」とある。

険悪の情とは耳慣れない表現。どうもなにかの法令を引っ張ってきているようなので出典を検索したところ、出典は不明だが複数の法令で「けん悪」という表記をしているのをみつけた。

ようするに険悪なんじゃなくて嫌悪。

「けん」がなぜひらがななのかを考えると、常用漢字ではないからなのだろう。しかし嫌は常用漢字。となると「嫌」は当て字なんだろうか?そう思って「いや」「ケン」で調べてみると厭悪という熟語に行き当たった。

なるほど。厭悪の情が本来で、戦後直後は厭の字が使えずに「嫌」悪も広まっておらずにやむを得ず「けん」悪と表記したのだろうと推測。

どっちにしても険悪の情という言葉が存在しないことに自信を持てたのでこっそりと校正しておいた。

でも俺なんかは「けん悪の情」というつながりで「険」の字は出て来ない。「けん悪」だけでも険悪よりは嫌悪が先に思い浮かぶ。何かの心理テストに使えそうだ。

外向的でポジティブな人間は険悪を、内省的でネガティブな人間は嫌悪を選ぶと思う。

そりゃそうとして誰が書いたか知らないけど社外の公式の場で「けんあくのじょう」って音読したら相当の赤っ恥だと思うが。放っていおいても面白かったかも。現場には関係ないもんな。



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