デス・プルーフinグラインドハウス

静岡東宝地下で19:00の回。

客が5人しかいなくてびびった。

グラインドハウスってのはよく分からないんだけど、昔の場末のB級以下娯映画使い古し劇場ってことらしい。舞台は現代なんだけど、雰囲気は70年代のアメリカって感じ。こういう70年代っぽい雰囲気が好きなのはなんでだろう?



前半はふざけたヤンキー女集団が深夜バーではしゃいで、飲酒運転の帰りを狙ってイカレた屈折した元スタントマンのおっさんがスタント用の鋼鉄車で正面衝突してぶち殺す。

後半はほぼ同じ展開なんだけど、唯一違うのが女集団が実は現役のスタントマンでカーチェイスの末に逆襲する。

この単純明快なアクションとか、唐突な終わり方とか、古きよき香港映画を髣髴とさせて実にいい。



個人的な性癖の話で申し訳ないけどアマゾネスにぶたれたりするのが大好きなんだよなー。ぶってぶってーって感じでその点では大いに満足した。

ダラダラ会話も前半のは雰囲気が好き。いい加減に酔っ払って寝る前に見る

深夜映画でのワンシーンなら最高だっただろう。ビールを飲んだ後のほろ酔いで見たんだけど、ウィスキーを飲みたくなって仕方がなかった。

ただ全体に長い。期待したアマゾネスアクションに至るまでの長いこと長いこと。最初はいい雰囲気だなーとも思うんだけど、段々好き勝手なおしゃべりを続けるヤンキー女をぶん殴りたくなってくる。これを悪役のカート・ラッセルが晴らしてくれる、という設定なのか?



あとカート・ラッセル以外は無名女優だと思ってたけど、前半の唇の厚い黒人大女と後半の黒人女運転手、「レント」に出てるじゃん。

つーかロザリオ・ドーソン、セクシー美女から大味アマゾネスまで、芸の幅が広くて驚く。