裁判傍聴2

良識おばちゃん集団が消えて傍聴席から消えてのこの日のメイン、具体的には連続空き巣だった。2004年から今年にかけて藤枝を中心に130件。

被告人はいずれも20代前半の男性3人。出来損ないのホリエモンみたいなO1とカラテカの矢部を鋭くしたようなO2は小学校からの友達、O1と彫りの深いムッツリチビのSが会社の元同僚。O2とSの付き合いはほとんどないようだ。



公訴事実に争いはなく、この日は情状証人の登場。

主犯のO1は猿人っぽい父親。しかし頼りない。いい人なんだろうけどボロ出まくり。息子の生計を聞けないのにコミニュケーションを取れてるとか、釈放されたら自身の勤め先の社長に雇ってもらうことを了承してもらってる、という割りにこれだけの規模の犯罪だとは教えていなかったり。こういう甘さがすべての原因じゃないのかと。

O2の情状証人は母親と勤め先の引越し屋のマネージャー。傍聴席にはよく似た姉が二人。O1にそそのかされた、と訴えるには十分。本人含め滂沱。静岡を離れている間の行状に問題はない。

Sの方はというと自転車盗の微罪処分と佐川急便勤務時に配達先への不法侵入(処分不明)があるようだ。名古屋在住の母親が証言するが2年会ったことがないとか。

いずれも共通して貧困がきっかけになっていることは明らか。検察は示談が成立していないことを厳罰を求める根拠としているけど、被害者が示談に応じない理由に一括弁済ではないことを理由に挙げていることから考えて、貧困が理由で起きた犯罪を貧困で一括弁済が出来ないことを理由に厳罰を求めるってのは非情。

ただO1とSは受け入れ先が親では説得力がない。

判決公判は25日。これは気になるの傍聴したい。