サウナしきじ

いったん帰宅後、久能山まで走る。

大谷街道から国道150号線旧道(本来の久能街道)を走るつもりが大谷街道と久能街道の交差点が区画整理で工事中、通れない。迂回したら道がなくなった。西大谷の久能街道は完全に壊されてしまった。人気のない工事現場を無理やり突っ切って、突然現れた旧久能街道を走り、ロープウェイ駅まで駆け上がったころにはウィンドブレーカーを脱いでも汗だく。凍えながら上る人たちの注目を浴びてしまった。

風呂はすんぷ夢広場とサウナしきじのどちらにしようか迷ったが、途中より走り終わってから入りたいのが人情。

サウナしきじは元のヘルシーサウナ高松。去年の正月以来で、サウナしきじになってからは初めて。

うーん、値段が上がってる。平日1200円、週末祭日は1400円。中は・・・変化なし。

ところがここで前代未聞のハプニング発生。すべては爆笑レッドカーペットの特番が悪い。面白すぎ。で、なかなかサウナから出れずに倒れた・・・わけではないけど、やっぱり普段とは違ったんだろう。ロッカーキーを身につけるのもうざいほど暑くて、タオルにキーを包んで脇において、水風呂に飛び込んで堪能して、次にタオルを取ったら鍵がない・・・。

つーか、これ俺のタオルか?違うような気がする。入れ替わりに水風呂を出た人のものでは?もはやその人の姿も見当たらない。

言えるのはなくなったのはこの2-3分だということ。あわててロッカーに戻るが誰もいない。鍵を盗んでロッカーを開けて財布を探して盗んで鍵を閉めて逃げる、という時間はないはず。

うーん、こういうときに限って財布には16万円入ってるんだよなー。セブンイレブンでATMに入れようと思って忘れてた。入泉料を払うときに気が付いたんだからそのままフロントに預ければよかったのに。

フロントに声をかけてマスターキーで開けてもらおうと思ったら、そもそもマスターキーが存在しないという。男性の従業員が「こういうところにあるんだけどなー」と言いながら手馴れた風に窓のさんや排水溝の角や風呂イスの下、サウナのマットをめくるが出てこず。

「おかしい、こんなことはないんだけど」と盛んに言ってくれる。そして説明するには、以前は鍵が盗まれるようなことはよくあったけど経営者が変わってカメラも設置してセキュリティを強化してからは1件も盗みはない、とのこと。詳しくは書かないがWEBカメラのようなもので外部の業者に委託して監視しているらしい。

そっかー、全然変わってない様に見えて、実は見えないところで変わってるんだな。値上げ分はそういう見えないコストだったんだね。

常連さんもいい人が多くて探してくれて、最後に名物の水風呂の滝を止めて水風呂を探すもやはり出てこない。ロックセンターに依頼することに。

鍵交換が実費負担なのも痛いけど、ロッカーの中身も無事か不安が残る。それに正月だから休みかも、なんて話があってがっかりして風呂に戻ったところ、常連さんが鍵があったという。水風呂の数枚だけある濃い青色のタイルの上に濃い青色のキーホルダーの鍵が乗ってたとか。

本当に感謝の一言。入れ替わりに出て行った人を疑ったことに謝罪。

帰る時に「これに懲りずにまた来てください」って言われたけど、悪いのは俺の方だし、嫌な思いをして懲りるどころか、正月早々サウナより暖かい時間を過ごしたと思ってる。