4分間のピアニスト
シネギャラリー右側で15:05の回。30人強という上々の入り。
もっとスポ根に近い感じのノリを想像していたせいもあって正直ピンと来なかった。
個々の人物が持つエピソードが上手く絡んでいないと思う。
「へー、それで?」の繰り返しのまま、まとまらずに終わっちゃった感じ。
人物は魅力的だけど、その魅力なり設定なりが生かしきれてない。
この設定ならもう少し何かあるだろ、っていう期待が大きすぎたのだろうか?
ナチ政権下で共産主義者との同性愛、とか、娘にピアノの英才教育をして反抗したらレイプしちゃう父親、とか、刑務所長と出入りの美人精神科医との恋と癒着とか、それだけで映画1本ずつ作れそうなアンダーストーリーを使い散らしてるのがなんとももったいない。
ジェニーは魔性の小デブという点でクリスティーナ・リッチを連想した。