変な酔い方をした挙句に

2次会がキャバクラの「デジール」。
女の子のレベルは高いし、値段はそこそこだし、悪い店じゃないと思うんだけど、俺がいわゆる「レベルの高い」女の子にはあまり興味がないので、女の子が微妙に知ってて話をあわせようと知ったかぶりをするところをつっついて遊んだりしてた。
誰にとは言わないけど、キャバクラ行って仕事の話して面白い?本人が面白ければいいけど、キャバ嬢がマニュアルのように聞き出そうとする仕事の話とか趣味の話とか、そういうのは他人の話でも虫唾が走る。
聞き耳立ててなに言ってんだ、って気もするが。

問題は帰りのタクシーの話。
某Aさん(兄さん)に送ってもらって駅南口からアサヒタクシーに乗ったわけ。アサヒタクシーって瀬名が本社の駅北のタクシーだし、ぶっちゃけ雲助の部類つーか、悪い評判を聞くタクシー会社のひとつ。
静岡駅南口から俺が指定した片山のバス停まで、ルートはいくつかある。
まず市商付近のSBS通りに出るまで。石田街道を南下してSBS通りを東に。または、南幹線を東に行って産業館西通りを南下。このどっちかを行ったら要注意。道を知っていれば旧久能街道を斜めに南東に進んでくれる。この差は200円くらい。
ところがこのタクシーはそのどちらでもなく、南幹線を曲金まで出た。そして県立大学に入るところで左車線をキープ。
ある程度道を知っていればここを中車線を直進して大型車の通れない道を左折するのだが、そうではなくバス路線をたどろうとしているのは明白。そうなると最安値に比べて700円以上変わってくる。
ここまでくれば歩いて帰れるのでコンビニで停めてもらった。しかも捨て台詞を吐いて。
そしたら「新人なので道を知らなくてどうもすみません」だって。

で、コンビニで買い物して歩いてたらそのタクシーが追いかけてきた。忘れ物があります、って。その上に。これじゃ気がすまないので道を教えてください、送らせてください、って。
そこまで言われたら仕方がないので送ってもらった。お金は要りません、って言われたものの、そうはいかない、差額分くらいは無理やり置いて降りた。すると運転手さんが「受け取れません」って走って追いかけてくる。走って逃げた。で、振り向くと・・・ものの見事に運転手さんが転んでた。ここはアパートの駐車場で、車止めにつまづいたらしい。
しかも動かない。打ち所悪くて死んじゃったかと。よっぽど救急車呼ぼうかと。
しばらく立ち上がれなくて寝たまま話をして、なぜか意気投合。俺がトランクの栄養ドリンクをもらって飲んだり、わけの分からない展開に。
そもそもは俺が悪い、アサヒタクシーって偏見があったからなー。アサヒタクシーって行灯をみて、運転手さんの顔を見てなかった。思うところが多々ある。