わが教え子、ヒトラー〜つかみどころのないコメディ

シネギャラリー左側で19:20の回。客入りは10人。
http://jp.youtube.com/watch?v=9NFCBw1EoFE:MOVIE

しかしなー。このチラシと予告編を見て、この内容だとは思わないだろ、普通。
(ってエントリしてから気がついたけど、youtubeの予告編のサムネイル画像、ここだけ見たらおかしいよな、確かに。動画だと一瞬だから気に留めなかった。)
そういうのも込みでコミカルな作品だった。大して笑えないけど。つーか、今、予告編を見るとちょっと笑える。


演出にしても変だな、これ、って違和感を感じたのは大分遅かった。俺が鈍いのかな?今でもこれが人情コメディなのか、どこかに真実が込められているのか、よく分からん。
なんかつかみどころがない。


エンドロールで子供から大人までが「ヒトラーを知ってるか?」という質問に答えていた。中高生位の年齢(に見える)の衆で「ヒトラー知らない」って答えが多かったんだけど、これってなんなの?
俺はドイツについてヒトラー以外には、ビールとソーセージくらいしか知らない。ああ、あとドリプラで秋にやるオクトーバーフェスト。(って、これもビールとソーセージじゃねーか)その程度だから、今のドイツの若い衆ってそんな感じで、戦争が遠くなっちゃてるのかどうかが分からない。


その後にこの映画の主人公を知ってるか、という質問。知らない、という答えが続いた後、最後の女の子の、ひいひいひいひいおじいちゃんです、みたいな答えの意味するところは?実在するの?それとも、みんながそういった人たちの末裔だということ?


とか、コメディ映画のエンドロールを見て考えてるんだよ。コメディ映画だぜぇ?大して笑えないけど。
非常事態に手続き大事とか、みんな居眠りして大事なところ見てないとか、最近のヒトラー映画でよく見る、今の日本の政治に通じる普遍的な部分があって、そこが妙なリアリティがあって、なんだか本当によく分からない。