ブロードウェイ・ブロードウェイ〜このひたむきさは美であり憧れ


静岡シネギャラリー右側で19:35の回。客入りは3人。
3人か!4週やるのに、先が思いやられる。


ミュージカルのオーディションを描いたミュージカルのオーディションを描いたドキュメンタリー映画
うん、間違ってないな。
劇団四季でもやってる「コーラスライン」の2006年再演版のオーディションに挑む、アメリカンドリームを夢見る若い役者たちの情熱が余すところなく描かれている。


俺もミュージカルは好きなんだけど、コーラスライン自体は機会がなくて未見。それでも十分に伝わってくるものがあった。決して、有名ミュージカルのメイキング映像、とか、お楽しみオマケ編、とかいうわけではない。
http://ru.youtube.com/watch?v=6f_ku5tXaNo
オーディション自体はオープンスタイルで、誰でもが応募できたから、1次審査の受験者の質はピンキリ。3000人だっけか?箸にも棒にもかからないのがいるところも映されている。
でもその時点から制作側がきちんと見ていることが、あとから分かってくる。最終審査で、1次審査での演技を求められる受験者が出てくるんだ。
あの時はよかったのに、なんで今は、あの時のをもう一度、そう言われたって半年以上前のこと。覚えてるのは、ありのままの演技をしたということ。そして、その時のありのままは、今のありのままとは全然違う。
辛いよ、これを求められたら。だって、毎日必死に生きてるんだもの。


受ける方も必死だし、制作側のいい作品を作ろうというひたむきさも印象的だし、そういう妥協のない追求こそが、観客を満足せしめる作品を生み出していくんだろうね。
ひたむきの美しさを心に刻ませてもらった。この美しさには憧れる。俺も求めてみようかと思う。