アマンダ萌え(Britains Got Talent)
いきなりアマンダ萌え、とか言われても、アマンダって誰よ?って話だが。
最近ネットで話題の
天使の歌声も顔は… 世界を魅了した英国発「普通のおばさん」
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090418/trd0904181742020-n1.htm
世界中が震えた天使の歌声…冴えない女性「スーザン・ボイル」が一夜にしてシンデレラに
http://labaq.com/archives/51192136.html
要するにイギリスのオーディション番組に出た47歳のおばさんがすげー歌を歌ってビックリ、っつー話で、youtubeなんかでも再生回数が爆発中。
http://www.youtube.com/watch?v=vMVHlPeqTEg
この動画についてもちょっと説明しておきたい。
スーザン・ボイルというおばさん、なんでここまでウケたかというと、いくつかの理由があると思う。
もちろん、見た目と声とのギャップだとか、47歳で夢を諦めてない、とかいうのもあるけど、もう一つ。
歌っているのはミュージカル「レ・ミゼラブル」から「夢破れて」。
この曲は劇中ファンティーヌが工場をクビになって、コゼットの養育費のために娼婦に身を落としていくその過程で歌われる。で、このスーザンおばさんは失業者。
娼婦になるわけじゃないけどさ、でもいろんな目にはあってきてるわけだろうよ。結婚もせず、キスもしたことがない、頼るものもなく、それでいて強く、明るく、だから「希望を八つ裂きにし、夢も恥と変わる」以降の人生を丸ごとぶつけるようなパフォーマンスが心を動かすのよ。
この番組、ブリテンズ・ゴット・タレントつー番組で、つい最近は自信のない携帯電話屋からオペラ歌手になったポール・ポッツが脚光を浴びるきっかけになった番組として、日本でも「奇跡体験!アンビリバボー」でも取り上げられてた。
ブリテンズ・ゴット・タレントに関しては上手くまとめてくれてる人がいるので、詳しくはそちらを見てもらうにして。
http://www.1sikaku.biz/paul_potts/index.html
で、本題。
この番組は決して純粋なオーディション番組ではなく、観客・審査員が一体になって(おそらくは予定された演出どおりに)持ち上げたり貶めたりしてるのは見ての通り。
その中で一番魅力的なのがアマンダ・ホールデンなのよ。ま、アマンダつーか、オーバーアクションの女性審査員というべきか。
このブリテンズ・ゴット・タレンツつーのはアメリカズ・ゴット・タレントつー番組のイギリス版で、本家のアメリカズ・ゴット・タレントには最初ブランディつー女性黒人R&Bシンガーが審査員をやってたのよ。この流れを汲んでるんだろうな。日本語風に言うと、「リアクション芸人」ってところ。
今の審査員はダメだ。
アマンダ・ホールデン、女優つーんだけど、日本語版が出てる作品には出演作はないようで、
amazonで検索すると英語版のビデオとかが出てくる。
まあ、ちょっと見てもらおうか。
ポール・ポッツの時の軽蔑の視線を送るアマンダ。
歌いだしてビックリしたアマンダ。
呆然とお口半開きのアマンダ。
お祈りアマンダ。
素晴らしい歌を聴けて会心の笑みを浮かべるアマンダ。
最後に嘘泣きするアマンダ。
これをパワーアップしたのがスーザン・ボイルの回。
登場した姿を見て、人類史上稀に見る見下し方をしたアマンダ。
歌いだして思わずそのまま固まるアマンダ。
アントニオ猪木の物まねで驚きをアピールをするアマンダ。
我を取り戻し、真剣に聞き入るアマンダ。
この2枚、なにが違うか分かる?指一本で曲の転調をアピールするアマンダ。
お祈りアマンダ。
とうとう立ち上がってババンババンバンバンとドリフの「いい湯だな」を踊りだすアマンダ。
憑き物が落ちたかのような美人顔でコメントするアマンダ。
でもなー、この辺は全部、ブランディがもっと派手にやっちゃってるんだよな。
いやいや、いい仕事してるよ。
つーことで、なにを長々と書きたかったかというと、アマンダ萌えの一言で終わっちゃうんだけどさ。
オマケとして、デブッチョダンスに爆笑するアマンダ。
この番組は歌のオーディションつーわけじゃなくて、いろんなことをやっていて、マジックにダメだしするアマンダなんてのもある。