全国B級グルメスタジアム

なんかこの時期になるとちょっとした長距離を原付で走り出したくなる。風が気持ちいいよ。
ふと思い立ってエコパスタジアムで5月23日24日開催の全国B級グルメスタジアムに行ってきた。
しかしこういうのは、ふと思い立って行くもんじゃねーな。

静岡を出たのが9時20分で、袋井のエコパについたのが11時30分。
やっぱ原付だと2時間かかっちゃうかー。でも車で行ってた衆は国1を南下してからエコパまで2時間ぐらいかかったと思うけどね。すげー渋滞。

並び始めたのがこの状態。
ブースはオレンジ・グリーンの2組に分かれていて、どちらか片方のグループの3枚まで食券を買える仕組み。
一番のお目当ては遠野ジンギスカン。北海道育ちのジンギスカン好きとして噂には聞いていたけど、なかなか機会がなかった。これがオレンジグループなので、オレンジだと三崎のまぐろラーメンと串木野のまぐろラーメンが良さそう。

静岡を出た時には昼飯を食うぐらいのつもりで朝飯も抜いたんだけど、ここにたどり着いたのが14時前！久しぶりに並んだね。

チヂミとか久留米ヤキトリとか大湊海軍コロッケとかが売り切れる中、なんとか希望の3点をゲット。
整理券番号で食える時間が決まってる。ちょうどすぐに三崎のまぐろラーメンが食える時間なのでブースに行ってみる。ブースの周りが生臭い。

ラーメンはもっと生臭い。これ、ひでーよ。確かにまぐろなんだけどさ、生臭いまぐろだ。これはないわ。タンタンメンバージョンだそうだけど、完全な失敗作だろ。腹へってたから食ったけど、串木野と逆だったら残してたと思う。
2600杯食った神奈川のラーメン評論家マーゴ電撃監修だそうだが、誰だそれ？責任者出て来い！

スタンドは開放されていて食える用のスペースになってた。

そして本命の遠野ジンギスカン。指定時間の初めに行ったからちょっと行列になったけど、この香りが漂って待つのが全然苦じゃない、つーか、ずっとここにいたい、って感じ。

遠野ではこんなバケツで焼くんだね。これは一家に一台ほしいところ。北海道はトタン屋根の切れっ端で焼くけど。

やっほーい。ラム肉イパーイ。

器に盛られたラム肉ちょっぴし。ガックシ。
ところがこれがなんかジンギスカンの概念を変えるようなジューシーさで驚いた。これは高級肉。そしてタレもこの肉にあう、それこそまったりとして、それでいてしつこくない、タレというよりソースと言った方がいいような感じ。ラム・ド・ポワレ・なんとかの遠野風味というか、そんな感じの高級料理、これはB級グルメというにはふさわしくない堂々たるA級グルメだよ。
とにかく本日の大当たり。
　

3品目。串木野まぐろラーメン。チラシによると「わさびのきいた和風しょうゆ味スープ」。わさびって揮発性だからどうやってスープに・・・って、あんた、割り箸に挟んである小袋はこれなんですか？

しかもチラシにはヅケ3枚乗ってるんだけど。
味としては湯きりがあまいのか、麺がごっちゃりしてる感が残念だったものの、生臭さはまったく感じられず、野菜とか昆布とかでとったと思われるダシがうまく調和して、なかなか美味い。まぐろの存在感ってことになると、ヅケから出た味なのかどうか、イマイチはっきりしなかったような。