静岡空港に水を差したい

ペガサートの2階にMBEという店がある。私書箱があったり、でっかかったり大量だったりする印刷をしてくれたり、郵便物を送れたり。オフィスコンビニを謳うだけあってなかなか便利。しかも安いしね。テンプレの名刺だと100枚800円。
もっとも静岡だと取り扱ってないサービスが多くて残念な店でもある。


今日はMBEで15分150円のパソコンレンタルを使ったんだけど、ふと見ると「搭乗証明書」なるものが印刷されて置かれていた。ああ、静岡空港の絡みだ。配るんだろうな。
地元マスコミじゃ開港を一生懸命盛り上げようとしてるけど、でも静岡空港で忘れちゃいけないことがある。

 しかし、自分がこんな人生の終わりを迎えるとは思っていなかった。急転直下の出来事なのだ。そうなってしまった原因は、あまりにも皆の意識が低いからとしか言いようが無い。敵は巨悪なのに、日常的な意識で何とかなるはずが無い。それにしても、一般の人たちの意識の低さと来たら、、、、

 生きることが楽になって、本当なら高い意識に目覚めそうなものなのに、逆に低いレベルに留まってしまう。 要するに楽な方に流れてしまうのだ。

 ということは、人々の意識を高めるには、苦しみを与えればいい、ということになる。温暖化による悲惨な世界の到来は、人類を高めるためのものなのかも知れない。

 悲しい事ではあるけれど。空港反対の活動は、明らかに敗北なのだ。
なぜなら、このままでは出来てしまうからだ。これを敗北と言わずして何であろう。

 しかしいまだに敗北を認めない人々、そしてその原因を考えようとしない人々。
 敗北の原因は、自分たちが正義だと思っていたからなのだ。
 歴史を見れば、勝ったものが正義なのだ
 正義と信じた我々は、活動しさえすれば勝つと思い込んでいたのだ。

 我々は、不正なやつらの、なりふりかまわぬ、力ずくの、金ずくの、嘘で塗り固めた、 恥知らずの権力行使に負けたのだ。
 たとえ歴史がその不正を暴くとも、空港で甘い汁を吸ったやつらはとうに地下で安眠しているだろう。
 それを許してはならない。まだ遅くない。人々が本気で抗議すれば、こんな間違った空港が出来るはずが無い。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7356.html

 6日午前3時50分ごろ、静岡市の県庁別館北側の歩道で、「黒い煙と火柱が立っている」と通報があり、消火後、成人男性の焼死体が確認された。近くの原付きバイク前かごから静岡空港建設に反対する知事あての抗議文などが見つかった。死亡したのは静岡市葵区の自営業、井上英作さん(58)で焼身自殺とみて調べている。
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/754.html

しかしどうもこの自殺にまつわる報道がおかしい。
俺も静岡空港反対を訴えた自殺だと思ってたし。静岡市長にあてた抗議文ってのは抗議する先がおかしいんじゃないかと思ってた。
しかしどうやら、小嶋善吉宛の抗議文を読む限り、静岡空港だけではなくもう一つの問題があるようだ。

 静岡市長、小嶋善吉へ、


 私は静岡市民として、吉津地区に野積みし放置してある産業廃棄物や、その焼却灰が何ひとつ撤去される事無く、 静岡市民が汚染された水道水を飲む危険性にさらされている事、 飛散し直接吸い込む危険さえあるこれらの焼却灰を、住民の長年にわたり、たび重なる撤去要請にも関わらず、放置し、3箇所のうち一つは小学校のすぐそばという非常識であり、 あきれ返った住民が、静岡県公害審査会に訴えた事に対しても、審査の事実を公表してはならないと、圧力をかけてきたり、野積みされ、放置されている焼却灰を、保管しているなどと言い換えるに至っては、 頭がおかしいとしか言いようが無く、 産廃ヤクザとの繋がりさえ見えてきた市長に対して、 我が命をもって抗議する。


清流ネット静岡事務局長 井上英作
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7356.html


ダイオキシンは危険じゃない、マスゴミに踊らされて騒ぎ過ぎ、って内容の「ダイオキシン 神話の終焉」が出版された時の話。

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 産業廃棄物の焼却灰が長年にわたって放置され、問題化している静岡市吉津地区。
 住民側が民間のダイオキシン分析機関として有名な環境総合研究所に土壌調査を依頼したところ、環境基準の3倍以上にもなる3326ピコグラムのダイオキシンが検出された。この問題で市の今後の対応を説明する住民説明会が今年3月に開かれたが、その席上、市幹部が「ダイオキシン 神話の終焉」を見せて「(ダイオキシンの被害は)マスコミが書きすぎている。決して危険なものではないことがこの本で分かるから、ぜひ読むべきだ」と勧めたという。
http://homepage3.nifty.com/sasakitoshinao/sunday_daioxin.html

この吉津の産廃問題に関してはこんな話もあって、明らかに静岡のエスタブリッシュメントは、みんなグルになって揉み消しの方向に疾走している。
東京のマスコミが取材しても完全拒否しているらしい。


そして石川知事あての抗議文

石川嘉延に物申す


 貴様は、静岡県民の意思に反して静岡空港建設を推し進め、 今は、農民から無理やり、権力を使って土地を取り上げ、又、反対する多くの支援者をも無視して、力ずくで排除し、何の必要も無い、永久に税金を無駄遣いする空港を、 嘘八百を並べ立てて、さも役に立つ空港であるかのように偽装し、県民を騙し、 犯罪者となんら変わらないゼネコンを使い、癒着し、県民に百年の禍根を残すその所業は赦しがたい。よって、我が命を捨ててその悪行を糾弾する。


 静岡県民 井上英作
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7356.html

さらに遺書を読むと自殺せざるをえなかった事情が透けて見えてくる。

正気の詩


 正気なのに、狂気の選択をするのは、つらいです。
 毎日、自分を追い詰めています。
 やるんだ!、やれるのはお前しかいないんだ。
 お前がやらなけりゃ、誰がやるんだ。
 寝ぼけているやつらに、警鐘を鳴らすんだ!
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7356.html

2年以上経った今も県庁別館前には花が置かれている。のに、どかす奴がいるらしい。

そしてこれこそが空港促進の連合と民主党が、空港に反対した海野徹を県知事選挙で押せない、その象徴なんだろう。