安倍川花火大会の写真を整理しながら民主党劇勝の総選挙を思う

安倍川花火大会中止、だから新聞は必要
http://d.hatena.ne.jp/RRD/20090724/1248445119

で書いた安倍川花火大会、昨日開催された。シャトルバスはこういう行き先表示だった。


大谷在住の俺にとって安倍川花火大会ってのは遠くに見えるものだった。静岡インターのそばの川沿いの道路だって大勢の人が出てる。北に行くにしたがって人が増えていって、国道一号線あたりまで来るとすっかりお祭り。弥勒橋まで来ると身動きが出来ない。打ち上げ会場付近はどうなってることやら、近づく気にもなれないし、弥勒橋より北に行ったことがない。

ところが今年、初めて弥勒橋を越えて打ち上げ場所のすぐそばで見たんだけど、全然普通に河川敷に座れるのな。
前の方は招待席になってるんだけど、その後ろから普通に見れる。草が生えてるところなんてガラガラ。
結局、弥勒橋あたりが一番込んでるんだわ。初めて知ったよ。



国道一号線より南で見てると、低い花火なんてあまりよく見えなくて、スターマインなんかショボい花火だと思ってた。
駅南の衆にとっての花火っていうのはそういうもん。

一方で、たとえば川向こうの衆・・・じゃなかった、安倍川の西側にお住まいの皆さん、と言わなきゃいけないんだよな。
だって、川向こうの衆に川向こうの衆って言うと、川向こうの衆が川向こうの衆のことを川向こうの衆って言うな、って怒るからさあ、川向こうで。あー、すっきりした。
それはともかく、西側から見ると文字の花火が鏡写しのように裏返しに見えて、そして花火というのはそういうものだと思ってるわけだ。


これは花火に限らず、どんなイベントでも興行でも正面というものがある。
通常の舞台演劇みたいのだとあまり意識せずに済むけど、いま静岡に来てる木下サーカスみたいのなんかだと芸は正面に向かって行われ、ぐるっと取り囲んでる安い席なんかあまり見向きもされない。
360度どこから見ても変わらないように見えるプロレスなんかでも、実は正面ってのがあって、東西南北の東がそう。選手の挨拶なんかは東側に向けて行われることが多い。(後楽園ホールのような非対称の会場は別)
そういえば今はなきアルシオンという女子プロレスが静岡に来たとき、東側最前列にずらっとヤクザが並んでて壮観だったけど、あれも正面だから東側だったはず。


さて、今回の民主党劇勝という一大イベント、いったい正面はどこで、その最前列に座ってるのは誰だろうね?そこから見える政治って、俺らのように蚊帳の外から見る光景と大分違うんだろうな。


ま、別の方角からでも、遠くからでも、それなりに楽しめるイベントだといいんだけどね。少なくとも小泉改革とやらは、痛みを伴う改革どころか、改革の伴わない痛みのみ、だったわけで、何のメリットもないイベントだったから。


どうせ4年前に小泉改革に浮かれた連中が、今回民主党に入れて一大イベントになったわけだけど、選挙ってのはそういうもの。
プロ野球だって正面じゃない外野席の応援がにぎやかだし、サッカーだってエンドラインつーの?よく知らんけど、テレビ中継でみるような画面と違うように見える長方形の短い辺がサポーター席になってて、試合の雰囲気を作るわけでね。