ポンポン

昨晩は「崖の上のポニョ」が放映されたとかで、ネットではその話題でもちきりだったようだけど、俺はこの映画を全然評価してない。
まあ、それは人それぞれだからいいとして、作中に出てくる「ポンポン船」を知らない人が多かったようだ。wikipediaの「ポンポン船」の項目に、昨晩からはてなブックマークがいくつも付いてる。

ポンポン船(ぽんぽんせん)とは、焼玉機関を用いた船の通称である。名称の由来はエンジンの排気音を擬音化したもの。
http://b.hatena.ne.jp/entry/ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%B3%E8%88%B9

はてなブックマーク - ポンポン船 - Wikipedia

崖の上のポニョ 宗介のポンポン船ゼンマイ
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ゼンマイで動いたらポンポン船じゃねーだろ?と思うのは俺だけか?


神奈川の方には「ぽんぽん船」という地場の古本屋チェーンがあるけど、若い衆にはあまり馴染みのない言葉だったようだ。
確かに「ポンポンバイク」なんていうのは年寄りだけだしなー・・・、と思ってふと不安になった。

トンネルと抜けると、古い旅籠の跡が資料館になっているとの表示がある。一見ハイキングコースのようだ。ちかくで農作業をしていたご婦人に「資料館へはバイクで行けますか」と尋ねたところ、大変感動的なお返事が帰って来た。


「途中階段があるから、そのポンポンじゃ行けないですよ」



私のGN125は、羊の皮を被った狸、通勤18号などの自称の他、イカサマGN、大陸人民車、貧乏バイクなどさまざまな呼ばれ方をしてきたが、ポンポンと呼ばれたのは初めてだ。たしかにこのGN125にはたいそうなエンジンは載っていないが、焼き玉エンジンではない。やっとつけた自慢のレッグシールドが,ご婦人をしてGN125をポンポンと呼ばせてしまうのだろうか。




ツーリング終了後友人にこの話をしたところ、どうやら静岡界隈ではバイクのことをポンポンと呼ぶことも多いようだった。


私「大型車もポンポンと呼ぶのか?」
友人「まさか。カブとか小さなビジネス車だけだ」


そうかそうなのかわかったぞそうなのか私のバイクは静岡地方ではどこに出しても恥ずかしくないポンポンなのかそうなのかそうなんだなよおくわかった。

SUZUKI GN125: 2009GW中日本ツーリング3 ポンポンで走る明治のトンネル

ぽんぽん


意味
バイク


使用例
大正町へ行くときゃあ ぽんぽんの方がはえーらえー。
昭和通りへ行く時には バイクの方が早いでしょうよ。)


解説
マフラーから出る断続的な排気音からつけられたようだ。主に原付バイクに使われる。焼津の場合は用途が広く、小船の場合にも「ぽんぽん船」などのように使う。

http://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/bunkazai/hougen/ha/ho06.htm

俺は北海道から静岡に出て来たから、静岡の人が静岡弁だと思ってない静岡弁も全部把握してるつもりだったけど、静岡に来て20年、とうとう俺が静岡弁だと気づかない静岡弁が現れてしまった。