新卒無職おめでとう

この4月に見事に新卒無職になった諸君、本当におめでとう。無職でめでたい、そのぐらいに思えなきゃ、これから辛いことばかりだ。


今日は雨だったけど、俺が新卒無職になった1994年4月1日の静岡が快晴だったことをはっきりと覚えてる。雲ひとつない空を仰ぐと、視界は一面のスカイブルー。見上げたままぐるっと回ると、手がかりがないからどちらを向いてるのか、分からない。
そんなところから俺の社会人生活は始まって、手探りで手がかりを作りながら今日まで来た。
俺には武器が幾つかあった。例えばそれが法律の知識だったり、小ずるさだったり、無用なほどに頑丈に確立した自己だったり、大きな夢だったり。


昨日たまたま今日から新卒無職になる人と接点があった。バカ正直で気を遣いまくって、徒手空拳で萎縮したまま無職生活に突入するようで、どうにも頼りなかった。


俺が読んでるブログやtwitterでフォローしてる人の中にも新卒無職になる人がいる。時代がそうさせてるんだろうけど、社会のしわ寄せを一手に引き受けて不安に感じてる様子が、あの見ている方向がわからなくなってクラクラした青空を思い出させて、痛いほどに伝わってくる。


だから次のエントリで、法律の知識と小ずるさと図太さの混じったプレゼントを贈りたいと思う。

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に続く。

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