地球交響曲第7番

静岡サールナートホールで15:25の回。客入りは50人弱。

しかし、このシリーズが持つ癒しの力はハンパないね。


例によって3人のインタビューを中心にしたドキュメンタリーのオムニバス。
冒険家の女性とツール・ド・フランスの伝説の優勝者と統合医療の第一人者。
その接ぎ穂に伊勢神宮の神事をはじめとした日本古代の自然信仰の姿を挟む。
その一見なんの関わりのないように見える4つのモチーフが、何十億年も前から存在するこの地球と、その自然に育てられてきたことを忘れてしまった人間
のなにかの気づきのきっかけとしてつながりを持って描かれてるわけだ。


龍村仁監督が30年以上にわたって研鑽してきた映像美と、このシリーズの最初にエンヤを日本で最初に紹介した選曲のセンスとで、心がトランス状態になっているうちにメッセージが沁み透る。
これは映画鑑賞というよりは一種の洗脳に近い体験だと言ってもいい。