ヒア・アフター

静岡オリオン座で13:50の回。客入りは80人ほど。
雰囲気の良さに流されてつい2回観てしまったものの、クリント・イーストウッドの考えてることが最後まで分からなかった。

タイトル自体が「今いるここの後」、要するに死後の世界はどうなってるんじゃい、って内容。この映画に描かれていることをイーストウッドは信じているのだろうか?それともあくまで人間描写のための小道具に過ぎないのだろうか?
人間年をとると、それまで死後の世界なんかを信じなかった人が急に信心深くなったりする。イーストウッドもありがちな年寄りの一人だったのだろうか?

死者とコンタクトの取れる引きこもり、臨死体験から得た死後の世界の真実を伝えたいジャーナリスト、双子の兄を亡くした少年、この3者の作り出す縁というものの方が俺には神秘的だ。なぜなら死後の世界があるかどうかは知らないけど、縁というものは確実に存在するから。