せどり旅2004梅雨・小田原沼津編

6時半発、箱根峠9時半。
国1沿いに「曽我兄弟の墓」というバス停があり、あたりの荒涼寂寞とした雰囲気と相乗していつも気になっていた。調べてみると隣の六道地蔵とワンセットになっているようだ。
まず西側の六道地蔵へ。道路から見えるのにどこから入るのかがよく分からん。入り口を示す矢印がどこを指しているのかが不明。道路向かいにある石仏・石塔群保存整備記念館に入ったら、ここから地下道で入るようになっていた。
この記念館がチャチいながらもブラックライトと蛍光色を使って中途半端に地獄と呼ばれていた当時の箱根を演出しようとしていて、なんとももったいない思いがした。
ここに本格的なオバケ屋敷みたいなものを作れなかっただろうか?ロケーションは抜群なんだから。
これだけ車が通って、あっという間に通りすぎるだけでもいい気持ちのしないところなのに、ここを寂しく歩いて旅をした迷信深い古人を偲ぶ。ここに仏を求める気持ちはよく分かる。
まずは六道地蔵。大きい。とはいえこの程度の大きさの仏像はいくつもある。しかし六道地蔵の大きさは、このなんにもない荒れ果てた土地に存在するからこその迫力と言い換えてもいいだろう。
大きな岩に彫られた何体もの石仏群。こういうアングルの心霊写真をよく見るぞ。
小田原に下りるとさすがに暑い。早めに着いたこともあってブッダガヤの開店を待ちながらコンビニ前でビールを飲む。
ブッダガヤから南下して大工町交差点に高野書店がある。昔ながらの小さくて堅い店。もう来ることはないだろう。
市役所北東の小田急西側、住宅街にビービーショップチェーンザウルス。マンガ中心の中型店で古い本も一握りある。
足柄駅南の踏切すぐ東のセカンドハウスは一見クリーニング屋のような小さい店で通り過ぎてしまった。戻ると全品半額セール中。近々閉店するのだろう。期待せずに中に入ると在庫が10年前から時間が止まっているような感じ。いいものがあるかと思えば遠野小説30000円だの近代映画の山口百恵が9800円だの。それでも取れるものがいくつもあり。本日の勝利が確定。
さらに大雄山線の二輪だけの踏切を渡るとかもしだ商店。新しいレトロ店で掘り出せるものはなし。
蛍田のブックオフを通って栢山駅東のぴーぷるは100均レベルのまんがを80円で売る程度の店。大井町に入って大井松田インター南にプレステージ。コミックとセルDVDの店。
14時半に小田原市内に戻って巡礼街道のまんが天国。11時-25時。店の名前とは異なりパソコンゲームとアダルトの店。向かいの復活書房では美味しい思いを続けてしたが、柳の下にどじょうは2匹までだった。鴨宮のブックオフから戻って255号線のブックアイランドと徒労が続く。
西酒匂の古本市場で本日終了。
万葉の湯泊。